ドローンで空撮したい!国家資格になる前に資格を取得しよう。と、2023年1月ドローンスクールでJUIDA資格を取得した。
資格って必要なの?国家資格じゃないとダメ?どのスクールを選べばいい?試験合格するには?空撮以外、どんな仕事ができるようになる?ドローンどれ買う?資格取得後、実際に飛ばすには何が必要?
ドローンどころかラジコンも触った事がない私にも、ドローン操縦できるのか?自信のなかった私にも、スクール3日間で資格取得できたんです!
これからドローンスクールに通うか迷っている方に、失敗しないドローンスクール選びと、JUIDA取得の道のりをご紹介。
資格を取るのか、独学できるのか?
まずはネットで予備知識を収集
・ドローンは、資格がなくても飛ばせる。
・飛行できない場所がある。許可が必要。
・独学で資格取得する人もいる。
・資格種類は、目的やレベルによって9種類以上ある。
・ドローンスクールは静岡県に10校以上ある。神奈川県、東京都も視野に入れた。
・ネットで販売されている教材は、専門用語が多くてわからない。
・近くにドローン飛行を教えてくれる友人、飛行訓練をどこでしたら良いかわからない。
ドローンやっている、友人知人に聞いてみる
・YouTuber:資格も要らない。ラジコンと一緒、すぐ飛ばせるよ。機体は3台目。
・会計士:仕事にする可能性があるなら、資格をきちんと取ってください。
・友人:独学だよ。機体1台は道路に落として破損、1台は無線が届かなくて海に墜落。今4台目。
・空撮仕事:独学。機体は3台目。元ヘリコプターパイロット。
友人達の意見まとめと、私の結論
・資格取得は要らないという友人:
ラジコン経験者、独学、資格未取得、飛行許可申請していない。機体墜落経験有り。
・資格取得しましょうという知人:
ドローンを使った仕事で、金銭授受がある仕事を請け負う可能性があるなら。
[ 私の結論 ]
機体墜落して誰かに迷惑かけたくない。機体を壊したくない。飛行訓練したい。正しい知識を学びたい。仕事で使う可能性がある。で、スクールに通おうと決定。
ドローン資格選び 10月
ドローンスクールに通うと決めたものの、資格の種類によって、スクールによって、費用、日数、場所、内容が異なる。スクール選びは悩んだ。
参考:ドローン資格はどれがいい?資格の種類・特徴・費用を徹底比較!(ドローンNAVI)
・受講条件:年齢制限だけか、飛行時間が必要か
・資格:資格選びは、目的から決めた方がイイらしい。農業散布、インストラクターの予定もない。消去法と基本知識や技術をしっかり身に着けたい。
・費用:スクール本体の費用は安くても、宿泊費、交通費もかかるな。
・日数:2日、3日と短期間が良いが、短すぎても知識と技術は身につくのか。
スクール通ったからには、確実に合格したい。と、自分の目的を定めて、全くの初心者でもみっちり教えてくれるスクール探しと決めた。
各資格のカリキュラムを見て、項目数の多さを比較チェック。
[ 私の結論 ]
JUIDA、DPA、JDCで迷ったが、目的から探すとJUIDAしか無いな。
JDC:「経験は、まだ浅いけれど特殊飛行の訓練も行いたい!」基礎から学びたいからダメ。「自律飛行」「目視外飛行」がオプション。費用だけでなく実際に使える飛行訓練したい。
DPX:「オンラインスクール」オンラインって独学に近いからダメ。「全校屋内施設完備」屋外もあるようだが、屋内のみのスクールも。実際のドローン飛行と同じ環境で訓練したいから、屋外施設必須
JUIDA:「無人航空機安全運航管理者証明証」ライセンスが取得できる。知識は豊富な方が良い。一番の決め手は、卒業生が多いらしい。検索エンジンも上位ヒット。
ドローンスクール選びの決め手
JUIDAで、静岡県、神奈川県、東京でリサーチ。
1位:ちゃんと教えてくれそう(屋外施設・カリキュラム・講師経験&豊富)
2位:信頼性・実績(卒業生が多い)
ドローンは、事故があるたび?法改正されるっぽかったり、2022年12月から国家資格になるとか、最新情報をゲットしなきゃと、頭が追い付かない。
検索すると、ドローンの使い方記事が上がってくるスクールが静岡沼津さん。ジドコンの優秀校に選ばれた。地元沼津で、沼津駅から近い、講師は若い男性で情報取集も頼りになりそう。
参考:東部自動車学校Faecebok「優秀校として当校が表彰され、トロフィーを頂きました」
JUIDA資格×ジドコン
ドローンスクールはSNSやネットクチコミや体験談が少ない。比較判断材料が少なく検討に時間を要した。
JUIDA資格選びで見つけた「ジドコン」という団体。「陸のプロによる、空の安全教育」「陸の実績とノウハウで、質の高い 空の交通安全教育」という、フレーズに惹かれた。ジドコンは、自動車学校が運営するドローンスクールで、JUIDA資格が取れる。ジドコン加盟のスクールなら、法律も正しく教えてくれそう。自動車学校だから教えるのが専門、講師も揃っていそうだ。
講師がドローン飛行技術がどんなに優れていても、「教える」「指導力」は別物。教科書どおりに専門用語で説明されてもわからない。わかりやすい言葉で教えてもらえるか。
公式サイト記載の文言、何にこだわっているか(費用安さ、安全、指導力、取得資格、カリキュラム、学習方法等)、アフターフォローが記載されているかを見比べ、「自動車学校(ジドコン)」で選ぶのは近道だとわかる。
東部自動車学校運営の「静岡沼津ドローンスクール」は、JUIDAと、DJI JAPAN技能認証をやっていて、ジドコン加盟もしてる。
DroneTribuneニュースには、JUIDAが上位だと書いてある。「静岡沼津ドローンスクール」が記事化され「良し!ここにしよう」と、信頼できそう、実績がある。コレが決め手となった。
参考:DroneTribune「航空局がHP改訂 沼津・東部自動車学校が“3刀流”に」
管理団体を傘下に抱える講習団体の数の多さで並べると、一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)が177、一般社団法人ドローン撮影クリエイターズ協会(DPCA)が164、DJI JAPAN株式会社が140と、上位陣の顔ぶれには変動はなかった。
無料説明会に参加 12月
12/7(水)18:00~ 静岡沼津ドローンスクールさんの無料説明会に行ってきた。
説明会があるのは安心。無料説明会終了後、参加された男性の方に「いつスクール行くかご予定決まってますか?私は1月に申し込んだんですが。ご一緒できたら楽しいですね?」と声をかけた。(のちに、スクールで共に学んだ)
参考:静岡沼津ドローンスクール「無料説明会」「検索窓」で「説明会」で検索
スクール卒業生の特典が魅力だった
・撮影講座が無料で参加できる。
・ドローン買う時、割引制度がある。
・ドローン買う時、初期設定、起動の仕方とか説明とかしてくれる。安心だ!
施設や講師、問い合わせ、資料が整っていた
・メール問い合わせの返信が早い。
・資料を事前にメールで送ってくれる。
・説明会会場の設備が整っている。(駐車場、大きいプロジェクター、ドローン、教室、喫煙所)
・説明会資料が整っている。
操縦資格・安全運航管理者資格の2つが取得できる
・申請には別途費用がいるが、2つの資格が取得できる。安全運航管理者資格、のちに重要だとわかる。
・講師が、プロカメラマン。空撮したいから、基礎の撮影技術を学べるのも決め手のポイント。
・卒業生へのサポートがある。「わからないことは相談してね」って大事。撮影した写真や動画の編集技術も教えてもらえるらしい。(ドローンに適したSDカードは、書き込み速度が重要って教わる)
・講師陣がすごい。元警察官とか、ドローン事故の事とか聞けそう。(実際に事故原因詳しかった)
・自動車学校の検定員が講師にいる。ビシバシ教えてもらえそう。
・一定の飛行時間を経て国交省へ申請を行えば、東部自動車学校のコースでも飛ばすことが出来る。
参考:静岡沼津ドローンスクール「スクールの特長」
通学ではなく、合宿スタイル
ドローンスクールは、オンライン、通学、合宿とあるが、静岡沼津のような合宿スタイルは珍しいようだ。オンラインは選択肢に入ってない。練習と試験をあわせて14時間の飛行、座学は試験含めて14時間カリキュラムを短期間で学ぶには朝から晩までギッシリ。
ホテル泊を楽しもう!覚悟を決めて合宿にしよう!
ドローン合宿スタイルの楽しみ
ホテルは、中伊豆ワイナリーヒルズホテル
・野球場・サッカー場・チャペル等施設が広大!地元でも評判の良いホテル。
・ワインが飲み放題(飲めないけど)
・一人部屋、部屋がキレイっぽい。
・源流かけ流しの温泉がある。
・バイキングがある。昼ご飯に海鮮丼が出るっぽい。説明会で「がっつり食べられますよ」と。
もう、中伊豆ワイナリーで、ホテル泊&バイキング&温泉が楽しみでならない。
気になる費用は、297,000円(税込)
・講習代、テキスト代、施設使用料、筆記・実技試験料
・ホテル宿泊2泊(個室)、食事(朝食2回、昼食3回、夕食2回)
・教習機貸し出し「DJI Phantom4Pro」(でかいやつ)
※学科試験に不合格の場合、別日に来校で再試験できる。(無料)
※実技試験に不合格の場合、別日に再試験できる。(有料)
297,000円(税込)は、高いのか安いのか?
最初は安いスクール探したものの、カリキュラム、施設、教え方、卒業後のアフターを見ると、「安いドローンスクールだと不安」と、前述した通り容易にわかる。
無料説明会では、「ドローンに触った事がない人でも、資格取得ができます」という講師の方の説明が一番の安心感だった。そんな講習内容と、飛行時間、合宿分のホテル費食事代、卒業後のアフターフォローを入れると断然安い。
参考:ドローンナビゲーター「ドローンスクール費用は何で決まる?4つのコース別受講料、内訳」
参考:コエテコドローン「安いドローンスクールで大丈夫?スクール選びのポイントやメリット・デメリットを解説」
ドローンスクール体験記
スクールは1/28となり、12月に振込みを済ます。
1/10 静岡沼津ドローンスクールからメールで資料が届く。
・総合案内
・スケジュール
・会場アクセス
・寒さ対策
・ミニテスト
・アプリ設定方法
持ち物準備、予習
1月の屋外長時間飛行で寒いから、くれぐれも防寒対策をしてくださいねと。
持ち物
・服装:動きやすい服装(スカートでなくパンツ)、タイツ厚手と薄手2枚。ヒートテック、モモまであるダウンコート。指なし?指ぬき?手袋(リモコン触るから)。ネックウォーマー(マフラーはダメ)。帽子。1日目は室内座学、2・3日目は屋外だから防寒着を用意。館内歩く用のラクな靴があると良い。私はスリッポン持参。
(ホテル部屋内アメニティ:ドライヤー、シャンプーリンス、石鹸、歯ブラシ、コンセント複数、空気清浄機、冷蔵庫、履きづらい布製スリッパ、wifi遅い)
・筆記用具:ペン必須。メモ用ノート、蛍光ペンもあれば
・アプリダウンロード:スマホかタブレットに。スマホより画面の大きいiPad等がGood!
・USBケーブル(充電器のケーブルのこと)
・プリント一式
学科ミニテストで予習
試験用練習問題ミニテストをもらったので、事前勉強。
学科は、なんと7つ!UAS概論、気象、法律、技術、電波、運用、夜間&目視外飛行。
目視外飛行?UASって何だよー、それって。
チンプンカンプンだ。暗記ではなくて、設問の意味を理解しようと、設問と回答の文字をネット検索。4回テストしたが5~6割しか正解にならず。丸暗記に切り替えたが、二日後には忘れている。70点の合格点をもらえるだろうか。と一瞬不安になるが
独学でなくて、スクール選んで良かった。スクールで教えてもらえばいいやーと。自身で覚えるのをやめた。答えを選ぶのはまだ良いが、回答14あるうち、10個手書きで書くのが苦手。法規制、電波、気象が特に苦手。(ブログを書いている今となっては、スラスラ回答できますがぁ)
いよいよ、ドローンスクール始まった!1月
1/28(金)8:25 オリエンテーション開始(東部自動車学校 校舎)
参加者のなかで「ドローン飛行した事がある人?」と聞かれ、有岡さんが手を挙げた。
「あっ、私だけでなかった」とホッとする。静岡沼津ドローンスクールが「ドローンパイロットを目指す入門者」「はじめての人でも、飛ばせるようになれること」であることが、こんなにも安堵感になるのかと。
第53期メンバーの顔ぶれ
生徒は私を入れて全部で6名。
男子3名、女子3名。20代2名、30代1名、50代2名、60代1名。沼津市4名、伊豆市1名、裾野市1名。
・鈴木さん(男子、沼津市、50代)
説明会ご一緒した鈴木さん、ドローンやる知人がいる。実技試験対策実習でも常に完璧!Mavic3 classicを購入検討中。
・有岡さん(女子、沼津市、20代)送電線工事の光和電気工事株式会社 勤務、仕事でドローンを使う。6名のうち、唯一ドローン(Mavicミニ)を持っている。操縦は堂々たるもの。卒業後DJI Mavic3購入。
・永井さん(男子、伊豆市、20代)建設業勤務、仕事で建物の上部からの映像撮影にドローンを使う予定。「若い人がいて良かった」と、皆のキンチョーを和ませてくれる。
・かつまたさん(男子、裾野市、60代)「人生は、常に勉強!」と、緊張する仲間に声をかけて応援するムードメーカー。
・鈴木さん(女子、沼津市、30代)東部自動車学校の社員さん。受付に行くと会える。「予習してませんよ~」と言うけど、筆記試験は一番早く終える。
静岡沼津ドローンスクールさん 卒業生は215名
静岡沼津ドローンスクールは、2015年10月開校。今年で8年目。卒業生の多くは、静岡県東部在住者で、1回のスクールでは、1~10名と生徒さんがいるそうです。卒業生が215名!そんなにたくさんのドローン操縦者が同窓生なんだ。みんなで同窓会やりたいな。
1日目 座学&夜間・目視外飛行
座学 5時間弱→ 昼食→ 座学 3時間弱→ 移動→ 座学 1時間→ 夕食→ 筆記試験
座学 7時間40分
一日目は、座学、最後に試験。ちゃんと勉強するぞーと、仲間の背中から真剣さが伝わってくる。
座学の講師はお二人。プロカメラマンの内村先生と、元警察官の峯野先生。
峯野先生の自己紹介「峯岸みなみの峯です」インパクト強し!
分厚い教本は、漢字やカタカナ、英語と専門用語が並んでいるが、プロジェクターの資料と先生の説明で、要約して説明が行われるから、ストンと理解ができる。
二人の先生が科目ごとに講師を務める。
不謹慎ながら、ちょっと睡魔が~。という時も、声のトーンが変わるのでシャキッとする。
昼食後の授業、3分寝た。
1日目 移動→座学→夕食→試験
16:00 生徒6名、先生2名。参加者それぞれ、自分の車で、中伊豆ワイナリーヒルズへ移動。
17:40 チェックイン後、部屋に荷物を置いて、教本を持ってホテル内の教室で夜間・目視外飛行の座学。
18:45 夕食。この日はバイキング形式(日によって変わる)何種類あるんだろうか。公式サイトには何品目と書いてない奥ゆかしさ。デザートだけで5種類?飲み物は15種類位。ワイン赤白各1種類。朝食、夕食共に必ずコックさんが目の前で作ってくれるサービスがある。天ぷら(エビ・野菜数種)は温かいのをその都度出す。和洋中有り。サラダ、小鉢も小盛りになっているから、ちょっとずつ食べられる。味噌汁、ジャガイモのスープと和洋2種。味噌汁の具材も大量!料理種類も多いが、食材は50品目以上あるから栄養バランスが良い。太っ腹なホテルで、帰宅後友達に薦めたよ。中伊豆ワイナリーいいよって。
19:40 筆記試験。試験時間は50分、30分で書き上げた参加者もいて焦る。3つの中から答えを選ぶ選択式は、なんとかいける。ドローンに関連する法律を5個以上書き出す問題も、刑法、電波法と馴染みのある文言だからクリアできる。飛行禁止空域&禁止事項を10個以上書く問題は「あれ?さっきまで覚えていたのに…」50代になると記憶力の低下が…。スクール前に予習がオススメ。スクール終了の二日後には実技で繰り返し先生が言うから、しっかり頭に叩き込めた。
20:30 試験終了。部屋に戻り、浴衣に着替えて仲良くなった参加者と源泉かけ流し温泉へ。サウナ、水風呂、ろてんぶろ、大浴場が揃っている。部屋からタオルを持っていくこと。
21:20 翌日の実技に備えて、プロポ(リモコン)の操作を頭に入れる。「エルロン・スロットル・ラダー」覚えられな~い!実技試験やると覚えられます。先生が「ラダー、ラダー」と言ったら、プロポを「ラダー」操作できるか?身体で覚えていく。
2日目 実技実習、夜間・目視外実習
1/29(日)2日目 朝食→ 屋外実技4時間→ 昼食→ 室内実技3時間→ 夜間目視外2時間→ 試験対策1時間→ 夕食
7:00 レストランオープン、朝食バイキング。
8:00 実技実習10時間
リターントゥホーム・上空飛行・空撮操作・ATTIモードでのホバリングを教わる。
整備・点検:日常点検方法/整備/飛行確認
手動操縦1:垂直離着陸 低高度/ホバリング/水平移動(前後左右)
手動操縦2:垂直離着陸/可視範囲での遠方飛行/緊急時の操作
自動航行:自動航行の設定方法/自動航行による飛行/トラブル発生時の操作介入
夜間・目視外飛行
7:50 伊豆市の気温は、7度。防寒対策をしっかりしてロビー集合。スクールの車に乗り込み中伊豆ワイナリーヒルズ敷地内の屋外練習場へ移動。
実技は、講師が3人で行った。
19:00 夕食バイキング
初日の夕食は、筆記試験直前だからお酒は飲まず試験に挑んだが、2日目は仲間と語らいながら夕食を楽しんだ。
3日目 実技試験・安全運航管理者講習&試験
1/30(日) 朝食→ 実技試験対策2時間→ 実技試験2時間→ 昼食→ 安全運航管理者講習3時間→ 試験→ 閉校式
7:00 バイキング朝食。荷物は部屋から出してチェックアウトも済ませる。
8:00 試験対策実習2時間、実技試験2時間。6名みんな無事に合格、やったー!
12:00 昼食
12:40 安全運航管理者講習
16:00 試験
16:40 結果発表・閉校式、そして解散
12:40 安全運航管理者講習 3時間10分
安全運航管理者証資格は、18歳以上、ドローンの操縦技能証明の受講が完了、試験合格者が受講できる。安全運航管理者証明のみの資格取得はできない。よって、座学が1日目と3日目に分かれている。
ドローン操縦には、「安全」に対する知識を学ぶことが大切。飛行の安全管理、リスク管理の手法を、演習を通して習得する。
ドローンを使った業務を請け負う際には、安全運航管理者証明の資格有無が求められる場合がある。趣味で飛行する際も、将来的にドローンの利活用する事も考えられる為、ドローン飛行における「安全」とは何かを学んでおくことは大事だな~と思う。
航空機の安全定義は、「社会が許容するリスクレベル以下のリスクを低減し、維持し続ける」。「機体の安全」開発・設計・製造、「操縦の安全」技能・訓練の実施、「運用体制の安全」管理体制、リスクアセスメントの実施が求められる。
ドローンの事故上位順。点検整備不良、操縦ミス、飛行計画不備、電波、気象、バッテリと続く。操縦時間10~30時間の操縦者による事故が最も多い。その事故防げたんじゃないの?と、
リスクの安全管理手法にリスクアセスメントがある。リスクを点数化して、想定するリスクを見積もり、どうやってリスクを低減させるかの方策を立てる演習を行った。傷害程度:致命傷は10点、軽微な傷害が1点。暴露頻度1~4点。発生確率1~6点。回避の可能性1~4点といった具合。
イベントや事業の都度リスク回避計画は立てるが、点数化という手法は初体験。ドローンは、それだけ安全に飛行させることが重要なんだと知った。
16:00 安全運航管理者試験・結果発表・閉校式
最後の試験「安全運航管理者試験」は30分。トイレ休憩中に採点が行われ、安全運航管理者の合格発表。こちらもみんな合格。修了証を峯野先生から一人一人に手渡され、喜びの記念撮影「えーい!」
参加者の感想
鈴木さん:「風が強くて大変だった」「試験の合間に、試験項目のDGIGO4設定に戸惑う仲間のサポートを行った。試験では無事に操作できたようで、お手伝いできて良かった」
有岡さん:「みんなと仲良くなったおかげで、3日間めっちゃ楽しく勉強することができた」
永井さん:「幅広い年齢の人と交流できるので、お勉強になりました」
かつまたさん:「65歳で受講。ドローン飛行前の設定に戸惑ったが、善き仲間の指導で合格に漕ぎ着け」「講義もとても丁寧に分かりやすく講師お二人に感謝!スタッフの計らいで、温かい食事を満喫できた」「これから受講を希望される皆さまには「東部自動車学校ドローンスクール」をオススメします」
鈴木さん:「参加者の皆様と仲良くなれてよかった」「久しぶりに学校行事みたいな体験が出来て楽しかった」
金子:「皆と仲良くなれたから、緊張も半減!先生の教え方が上手。三日間で会得できたなんてスクール開始前日まで想像できなかった」
ドローンスクール卒業後のステップ
スクールを卒業して、空撮独り立ちするまでに、次に何やる?ドローン買って、保険入って、撮影のコツ学んで、操作上達したいし、競技会も興味ある。もちろん飛行できる場所探し、許可申請もチェックしなきゃ。
ドローンの種類 何を買えばいい?
ドローンは用途別に大きく分けて4種類。
・空撮用ドローン
・産業用ドローン
・競技用ドローン
・トイドローン
参考:日本ドローンアカデミー「はじめてのドローン!選ぶポイントとおすすめメーカー」
参考:ランク王「ドローンの種類を徹底解説!|用途に合わせてドローンを選ぼう」
空撮用ドローン
私の用途は、空撮用ドローン。内村先生いわく、DJIの最新機種を買えばイイ。とのこと。
私のような初心者には、まずは1万円以下の100g以下のおもちゃドローンで室内で遊ぶのもアリ?屋外で撮影しようと思ったら、Mavic Miniを操縦できるようにならないと。
・ドロースクールの有岡さんは、送電線工事の仕事用にDJI Mavic3をスクール終了の3日後、2月2日に購入。プライベートでは、Mavic Miniを持っている。
・YouTuberの友人は、DJI Mavic 2 Proを使っている。
・空撮を仕事にしている友人は、Mavic Miniの新旧を使っている。
保険は入るのがオススメ
万が一落下したり破損した時、保険加入した方が良いとスクールで学んだ。友人は海に落下して機体が見つけられない状況で保険適用外だったが、機体を見つけられれば保険が適用される。ドローンの事故の9割はヒューマンエラー。
ドローン撮影を依頼している友人が「天候次第だからね」と撮影日を変更することがいまいち理解できなかったが。事前に天候を読んで準備するものの、ドローンは自動車運転と異なり、操作が上達してもビル風や高度差など急に変わる風で事故リスクは高いのだ。
参考:コエテコドローン「ドローン保険おすすめ12選とドローン保険の種類や選び方を紹介|ドローンに保険加入は必須?」
無料撮影講座 カメラ撮影のコツ 2月
2023年2月4日(土)14:30~17:00 卒業生は無料で参加できる撮影講座に行ってきた。参加者はドローン卒業生が4名、一般参加者が1名。月に一回程度開催される。
受講料一般:2,200円(税込)※東部自動車学校の在校生、卒業生、ドローンスクール卒業生は無料
参考:静岡沼津ドローンスクールブログ「講座のお知らせ」「検索窓」で「講座」と検索してみてね
「撮影講座」写真基礎・Adobe Lightroom Classicの使い方
今回はコレ
前半:一眼レフカメラを買ったけどうまく写真が撮れない!思ったように写真が撮れない!そんな方を対象に、プロのカメラマンが写真撮影の基礎についてレクチャー。
後半:撮影した写真をパソコン上で「現像処理」するために必要な現像ソフト「Lightroom Classic」の基本的な使い方も学ぶ。
最後に質疑応答
その他、「動画作成講座」も行っている
動画作成における撮影手法の基礎を学びます。ドローン空撮をメインに、動画を撮影する際の基本的な設定や、カメラワーク等に関する講習。この講座も次回参加したい。
撮影講座の内容
プロカメラマン内村先生が作成した資料は、なんと76ページ!露出、絞り、ISO、補正、光、記録形式等。一眼レフ使っていた、使いたい。進化したデジタルカメラは使ったことがない。独学で学んだ。正しい知識が身についてない方にも「そうか!そうだったのか」と、基礎から学べる。
カメラをグリグリって操作すると、プロジェクターに映し出されるモニタが黒から白へ変わる。(上手く伝えられないな)
参考:サンライズフォト「【撮影基礎講座10】写真のホワイトバランス・色温度まとめ」
参考:一眼レフの教科書「ホワイトバランス【基本編】写真の3大要素「色」にこだわろう」
参考サイトのようなネット情報や書籍から必要な情報をとってきて写真補正をするが、どうしてそうやるのか?基礎ができてないから応用ができない。基礎を理解するのは大事だとわかる。
Adobe Lightroomは、白に近い青い空(→青い空に)と、黒に近い森の緑(→明るめの緑に)をボタン一つで希望の色に置き換えてくれる。
写真は撮って終わりじゃない。撮った後が大事だ。と言われるように、ドローン空撮される方も、パソコン&ソフトを使った写真補正はこの講座で学ぶのがオススメ。2時間半もの講座が、ドローンスクール卒業生なら無料だなんて、なんて太っ腹!東部自動車学校の生徒さんも受講できるよ。
飛行申請は必要?どこで?どうやってする?
JUIDA資格でも、国家資格でも、どこでも飛ばしていいわけではない。飛行禁止エリア、飛行許可申請で飛行OKな例外もある。ドローンの更なる利活用のため法規制、法整備が進んでいるから最新情報も拾ってくる。
ドローン飛ばせるエリアをアプリで探す
ドローンを飛ばすには、飛行可能エリアを探すことから始まる。
法規制の基礎知識を頭に入れつつ、アプリで検索。アプリによっては微妙に線引き、位置がずれているので、相性の良いアプリを試すことをオススメする。
参考:ミツモアメディア「【保存版】ドローンマップ3選と使えるアプリで飛行可能エリア確認!」
ドローンマップ国土地理院の見方
正確なドローンマップは、国土地理院の地理院地図をチェック。それでも境界線はずれているから、ギリギリで飛ばしたい場合は、各管理者に確認が必要。
国土交通省国土地理院「地理院地図」で、「人口集中地区」を検索できる。
参考:国土地理院「地理院地図」 このリンクから飛んで、検索窓「沼津」を自分の探したいエリアで探せます。
見方が丁寧に書かれています ↓ ↓ ↓ ↓
参考:つくばマルチメディア「国土地理院「地理院地図」の人口集中地区(ドローン飛行禁止区域)の見方」
航空法で規制されている飛行禁止エリア
国土交通大臣の承認があれば例外的に飛行可能。
- 地上または水面から150m以上の空域
- 空港周辺の空域
- 人口集中地区
- 緊急用務空域
参考:国土交通省「無人航空機の飛行禁止空域と飛行の方法」
飛行ルール
5~10は、国土交通大臣の承認があれば例外的に飛行可能。
- アルコール又は薬物等の影響下で飛行させないこと
- 飛行前確認を行うこと
- 航空機又は他の無人航空機との衝突を予防するよう飛行させること
- 他人に迷惑を及ぼすような方法で飛行させないこと
- 日中(日出から日没まで)に飛行させること
- 目視(直接肉眼による)範囲内で無人航空機とその周囲を常時監視して飛行させること
- 人(第三者)又は物件(第三者の建物、自動車など)との間に30m以上の距離を保って飛行させること
- 祭礼、縁日など多数の人が集まる催しの上空で飛行させないこと
- 爆発物など危険物を輸送しないこと
- 無人航空機から物を投下しないこと
ドローンに関わる法律は複数ある
航空法以外にも、小型無人機等飛行禁止法、道路交通法、都市公園法、電波法、民法、河川法、海岸、法、港則法、港湾法等、地域によっては条例も。知らなかったではすまされないのでご注意を。
参考:すぎな行政書士事務所「5分でわかる!ドローン規制の全体像」
静岡県ドローン飛行 許可申請先
・飛ばした場所が規制にかかっていないかどうかを確認する。
・規制がかかっていない空域を探す。規制外であれば飛行OK。
・規制があれば飛行許可申請をする。
・手続きは都道府県、各許可申請先によって異なる。
参考:ドローン飛行許可申請@行政書士「静岡県ドローンが飛ばせる場所と規制:飛行許可の矢野事務所」
沼津市でのドローン飛行、撮影許可・申請
参考:歩兵の将ブログ「【ドローン空撮】沼津市千本浜海岸での撮影許可・申請について」「【ドローン空撮】静岡県沼津市内浦長浜地区での撮影許可申請について」
フィルムコミッション(撮影誘致)を行っていた時、県内外各地で撮影許可の手配をしていた。映画やドラマの撮影と、ドローンでは異なるが、歩兵の将ブログさんにもあるように、管理者によって大きく許可の考え方が変わる。何度もやりとりするところと、許可申請要らないよというところもある。
ドローン買ったら、許可申請も正しい情報をゲットして、ブログでお知らせしたいな。
仕事なら包括申請がオススメ
ドローン飛行するに、都度許可申請するのは面倒です。目的や条件、場所、申請条件によっては、複数の申請を一度に取る「包括申請」を行うのがオススメです。
スクールでも生徒からの問いに先生から「ここは包括申請をしているんです」と、「包括」という言葉がたびたび出てくる。
参考:ドローンスクールナビ「ドローンの申請方法「包括申請」とは?手続きの方法も解説」
参考:ドローンナビゲーター「ドローンは包括申請がおすすめ!その理由や申請条件、注意点も解説」
静岡県内の飛行練習場
静岡県で規制を気にせず、ドローン飛行練習をするなら専用の練習場を使おう。ドローン買ったら南熱海に仲間と行きたいな。
(屋外)ドローンリゾート南熱海 | 熱海市 | 3時間貸切(~5人) 10,000円(税込) |
(屋内)ドローンパークSHIZUOKA | 静岡市 | 1時間ビジター 1,100円(税込) |
(屋外)あさぎりフードパーク「スカイグランド」 ※2023年3月で営業終了 | 富士宮市 | 半日/1人 2,000円(税込) |
静岡県、東京のドローンイベント
スクール卒業後は、何かしらの腕試しをしたくなる。ドローン友達も欲しい。
ドローンファイト静岡カップ 2023月2月23日開催 参加費1,650円 メイン会場:DRONE★VILLAGE-FUJI会場(富士市)
ドローンで風船を割るドローンスポーツ。参加ハードルがとても低いので初めての子供も大人も楽しくプレイができるそうだ。参加資格:ミニドローンで風船を割った事がある人、または、普段ドローンを使用し慣れている人。
大会ではないが、過去にはこんな展示会も
富士山ドローンデモンストレーション2022 2022年9月23日開催 御殿場市総合体育施設
慶應義塾大学SFC研究所ドローン社会共創コンソーシアムが主催する、国内外の先進的な無人航空機・ドローンや、国内未販売無人航空機・ドローン、さらに国内のドローン展示会未出展の産業用ドローンが一堂に会した。
東京で開催される展示会
ジャパンドローン2023 2023年6月26日~28日開催 幕張メッセ
ドローンの展示会。出展社プログラムがまだ公開されてないから、興味そそられる内容がないな。
ドローンの未来
ドローン取得の動機は「空撮したい」だったが、資格取得探しで驚いたのがドローンのニュース記事が毎日リリースされていることだった。このことから、ドローン操縦を教えるだけのスクールでなく、ドローンの将来性、最新情報をゲットしているスクールや講師に出会いたかったのだ。
ドローン資格取得したことを、SNSで友人知人に伝えると、経産省、日経新聞の友人から続々と情報が入る。ドローンのニュース記事が多いのは、読者が多いからだそうで将来の可能性を改めて感じた。
2022年12月航空法改正「レベル4飛行」スタート
2022年12月5日に始まったレベル4飛行で、日本の産業用ドローンも海外に追いつくらしい。目視外飛行利用がこの先1~2年で加速するなか、海外では個別の許認可で法整備が進んでいないが、日本はレベル4飛行ができたことで先進的なのだ。
レベル4飛行:ドローンが目視できない状態(目視外飛行)でも市街地などで飛行させることができる。
レベル4飛行では、スクールで学んだ「操縦者資格、機体の安全認証、安全な運行管理」これらを抑えておく必要がある。企業が社員にドローン操縦を学ばせたい時は、「安全な運行管理」を学べるスクールに送り出すことをオススメする。
参考:ドローンジャーナル「レベル4飛行で日本のドローン産業も海外と足並み揃うか?世界のドローン産業市場【前編】」JUIDA副理事長千田 泰弘氏
物流×ドローン 海外研修
スクールで、操縦資格とは別に「安全運航管理者資格」も取得したが、ドローンで仕事をしたい人には「安全運航管理」を学んでおくことが将来役立つ。
物流は、当然ながら目視外飛行となるわけで、レベル4飛行の法改正で離島や山間部の輸送が現実味が加速した。物流系企業のみならず、我々身近な企業(Amazon、楽天等)の社会実験取り組みニュースも目にする。
参考:経済産業省「ドローン物流サービスの実例と 今後の展望」PDF
ANAは、旅客機のパイロット、整備士など専門分野の社員が昨年2022年10月海外の研修に参加するなどして安全運航の在り方を検討しているという。
事故が起きないことはもちろんだが、国民が理解、安心してドローンによる利便性の恩恵を受けるには、サービスを提供する企業側は「安全運航」の実現を目指している。
物流×ドローンには「目視外飛行」に加えて、「夜間飛行」「物件投下」「危険物輸送」等の更なる資格取得、学びが必要になる。スクール受講条件もJUIDAのような年齢制限だけでないから、初心者はステップアップしていくのがいいだろう。
参考:ANAグループ「レベル4解禁でさらに加速 ドローンによる配送実験」
ドローンスクールに通いたい!選び方のポイントまとめ
スクール選びに時間をかけ、計画どおり、予想以上の収穫が得られた。
ドローンスクール選びのチェックポイントはコレ
◾目的を明確にしておく
・取得したい資格と用途目的に合致しているか?
・実際の業務でもドローンを使用するか?または可能性は?
・自分にあった学習方法は?
◾最新情報を提供しているか?
・サイト、SNS、ブログ等で最新情報を更新しているか?
・ドローンを学ぶ人向けに、情報発信があるか?
・説明会、スクール、アフターフォローを定期的にやっているか?
◾スクールが提供するサービス内容をチェック
・講習用のドローンの機体は何を使うか?
・飛行場所は屋外か屋内か?
・講師の経歴、質、指導歴はどうか?
・無料の説明会を開催しているか?
・マンツーマンに近い形か?
・国土交通省認定の団体か?
・操縦飛行時間がたっぷりあるか?
・カリキュラムの内容は充実しているか?
・卒業後のアフターサポートは何があるか?