男がオトコを磨く祭り「厳冬海中みそぎ祭り」は、静岡県沼津市で毎年1月成人式に天下泰平、五穀豊穣を願い行われる。
神男と呼ばれる、新成人ならびに厄払いの成人氏子が神輿を担いだまま海中でみそぎを行う勇壮な行事が見もの。地元団体のしゃぎりの演奏も行われ、健康祈願水かけ、招福餅まきなどには見学者も参加でき、甘酒もふるまわれる。稚児による神輿渡御も加わり総勢400人にのぼる神輿渡御は圧巻!
2021年、2022年は、新型コロナウィルスの影響により規模縮小にて開催。第22回となる2023年は一部をのぞいて以前の祭りの形態を取り戻した。
今回は、神男達が「海中みそぎ」を行うまでをご紹介。
来年は、俺も神男(かみを・かみお)になりたい!という方のご参考に御覧くださいませ。
目次
神男は、毎年10月11月頃、地元自治会、Facebookを通じて募集が行われる。
毎年応募は多く、公式Facebookで神男募集がはじまると、フォロワーからすぐに応募が入り
選考により新成人、厄年の方が神男となっている。
今年は、沼津市内で開催した事前打ち合わせとともに、Facebookメッセジャーグループを利用して神男参加者との連絡を行った。
神男に参加を希望する方は、Facebookアカウントが必須になりつつある。
俺は神男になる!今年の顔ぶれ 厳冬海中みそぎ祭り(外部サイト)
俺も海に入りたい!神男募集(外部サイト)
神男は、神輿を担ぐ神男と、神男のなかでもリーダー的役割を担う「神男頭領(かみをがしら)(神男代表)」、先導役の「猿田彦(天狗)」、「元締め」(紫法被)がいます。
神男、猿田彦には、3年ルールがあり、神男を4年連続してはできませんが、一度お休みすれば復活できます。神男3年目で「神男頭領」を担った後、意欲のある人が「猿田彦」「元締め」になる。といった流れが定番化。
祭りの流れを把握し、統率力を養い、猿田彦(天狗)デビューというところでしょうか。歴代天狗さんからすると、年齢、お住まい等の制限はないようです。猿田彦を担われる方は、自ら滝修行に行かれる方も多いようです。
そんなわけで、神男は、はじめての方と、複数回参加の顔ぶれになります。
歴代の神男・天狗たち(外部サイト)
総勢18名
年齢:最年少24歳~61歳、20代4名、30代1名、40代7名、50代3名、60代3名
在住:沼津市5名、静岡県東部3名、東京3名、神奈川2名、大阪2名、京都1名、新潟1名
厄払い:年男、還暦年男、後厄、厄年年男
前乗り宿泊:ホテル泊4名、世話人宅泊4名
過去の当祭り神男経験:1回目~5回目
厳冬海中みそぎ祭りは、大朝神社・楊原神社の二社による例大祭として開催されます。
(今年は新型コロナウィルスの影響により、楊原神社の式典は少人数&小規模としています。)
楊原神社に朝8:00集合し、着替え
神輿や祭壇の準備も神男が行いました。
9:30 楊原神社 式典
10:00 出立
牛臥山公園事務所にて、打合せ、早めの昼食。
事務所からは、目の前に広がる駿河湾を眺めつつ気持ちも徐々に高まっていきます。
「あったか、おにぎり美味しい!」と評判でした。
地元民に愛されてる「手作り弁当・惣菜 きくち」さんのおにぎり弁当です。
「手作り弁当・惣菜 きくち」 静岡県沼津市下香貫1540-17
ふんどしに慣れないと、トイレ後はどうしても緩みます。ふんどしの締め直しをお互いにチェックしたり、お辞儀は、頭だけでせず、腰から曲げます。などのレクチャーを受けてます。
全国の祭りを渡り歩いている強者も多く「あの祭りより過酷じゃない」と祭り談議にも花が咲きます。
この時は、足袋、防寒用の肌着、腹巻を身に着けてOK!
携帯電話や腕時計、たばこなども身に着けています。
時折、小雨が降る中、「午後には晴れるかな?晴れてくれ!」と…。
(今年は新型コロナウィルスの影響により、お祓いは少人数&小規模としています。)
沼津御用邸まで神輿を担いで移動。
提灯持ちは例年、神男ではない女子が担っていますが、今年は小規模スタイルなので
20代の神男が担います。
記念撮影時は必ず最前列となる、のぼり旗持ち組は、参加経験回数が多い神男が担いました。
お祓い開始までの10分間、世話人は設営準備、神男はメディア取材タイム
御用邸記念公園からは、牛臥海岸を通り、牛臥公園へ戻ります。
「いやーさか」「いやーさか」と道中声を上げます。
ウィンドサーフィン風待ちをしている、ドゥメール・オオカワさんサーファーのみなさん達が写真をパチリ。
牛臥公園事務所まで戻り、ここで腹巻、肌着、装飾品を外します。
この後の式典会場でパッとふんどし一丁になれる身支度。
「う~、寒っ!」
海の中に入った時の、掛け声のタイミング、動きを最終チェック。
「ドキドキすんなー」
役員さんお店のパンを差し入れてもらいました。嬉しい差し入れにみんなお喜び!
ペンギンベーカリー 沼津店 2022年10月にできたパン屋さん
神男は「いやーさか、いやーさか」と声を出し、牛臥山公園へ登場。
メディアの取材を受け、記念撮影では、一般のカメラマンからのフラッシュも浴びます。
祭典会場である、小浜海岸へ向かいます。
(例年は400人規模の渡御です。)
小浜海岸到着後、神男は、携帯電話なども世話人に預けます。
中連合神輿会による神輿、塩場しゃぎり保存会、桃郷ばやしによるしゃぎりが披露され会場を盛り上げます。
神男は、一人一人名前を呼ばれます。
お祓いを終え、装束を脱ぎふんどし一丁になります。
しばしカメラマンのフラッシュを浴びて記念撮影。
そして、いよいよ神男は海に入ります。
(後日、写真をいただき次第追加します)
海から上がったら、次は餅まきです。
餅まき台で最初に餅をまくのは、もちろ神男達!
「お子さん達は、前の方に来てくださいねー」というアナウンスが入る。
参加者は接触を避け間隔をあけて、餅が飛んでくるのを待っています。
神男たちは、今年は勢いよく遠くに餅を飛ばしました。
濡れた身体のまま、メディアからインタビュー取材を担います。
「う~、寒っ」
冷え切った体を温めに、翠泉閣さんでお風呂に入って、しばし休憩。
17:00 直会開始。美味しい料理と、差し入れお酒もいただきながら、
最後は抱負を語らって19:00解散。
翠泉閣 沼津で唯一の天然温泉がある割烹旅館
神男のみなさん一日お疲れさまでした。またお会いしましょう。
寒くても「寒っ!」って顔をしない、オトコマエ神男姿は素晴らしかったです。本当にありがとうございました。
友人知人家族から、記事に上がっていたねーと、Facebookで報告しあう。
静岡新聞さん 海中みそぎ威勢良く 疫病退散祈る 沼津で男衆祈り
沼津経済新聞さん 沼津で「寒中みそぎ祭り」 ふんどし姿の男たちが海でみこし担ぐ
沼津朝日新聞さん
第22回の祭りの模様は、「まつりと」YouTubeチャンネルで後日公開されます。
まつりと:文化庁の委託を受けキヤノンマーケティングジャパンさんによる、全国各地の伝統行事等や民俗芸能を応援するWebサイト&YouTubeチャンネル「まつりと 日本のまつり探検プロジェクト」を運営。
企業様でも、お客様向け地域住民向けのイベントを開催している方は、イベント告知にとどまらず、イベント報告をホームページに掲載することをオススメしています。
・ホームページ掲載、SNSで拡散、プレスリリース、イベント情報ポータルサイト掲載でPRがセットです。
今回使ったツールのご紹介。
◾Facebook
イベントの募集、PRに使えます。
◾Facebookメッセンジャー
参加者や運営関係者との連絡ツールとしてつかえます。
◾whereby
オンライン会議で使います。参加者にとってはzoomより入室が簡単。
参考:Skype×Zoom×Whereby徹底比較 – 目的別おすすめWeb会議ツール
◾Googleフォト
撮影してすぐに大量の写真を仲間と共有できます。
◾PR
プレスリリース作成&登録、無料イベントポータル登録
◾本ページ作成に使用したソフト&ツール
Illustrator、Photoshop、windowsフォト、画像リサイズツール、スクリーンショットツール、改行削除ツール
お持ちのホームページを、WordPressで作っておくと、
アメブロといったブログを更新する要領で数時間でホームページ内にページを作り、イベント終了後すぐに公開することができます。
[…] 参考:祭りの裏側 神男編 厳冬海中みそぎ祭り2023年 […]
[…] 神男募集 ] 男がオトコを磨く祭り 厳冬海中みそぎ祭り1/14開催 祭りの裏側 神男編 厳冬海中みそぎ祭り […]
[…] みそぎ:祭りの裏側 神男編 厳冬海中みそぎ祭り […]
[…] 祭りの裏側 神男編 厳冬海中み… […]
[…] 2023年開催の第22回のレポートはこちら祭りの裏側 神男編 厳冬海中みそぎ祭り2023年 […]