2024年1月14日日曜日に静岡県沼津市牛臥山公園を中心に開催された「第23回厳冬海中みそぎ祭り」。
祭りの中心を担う「神男(かみを)」が、「海中みそぎ」を行うまでをご紹介します。
来年は、俺も「神男」になるぞ!という方のご参考に。
また、写真や動画撮影されるカメラマン、YouTuberさん向けに、どのタイミングで、どんなシーンが撮影できるのか?のご参考に。
尚、当ページ及び厳冬海中みそぎ祭り他ページ掲載の画像、文章等は、ご自由にご利用いただけます。(皆様、お祭りご紹介頂きありがとうございます。)
今年の神男顔ぶれ
神男は、大朝神社神輿の神男、楊原神社神輿を担ぐ神男がいます。
神男にプラス先導役の「猿田彦(天狗)」がいます。
石川県珠洲市の復興支援に救急支援隊活動で2名が応援に出動し、急遽今年は総勢17名の参加となりました。
2023年開催の第22回のレポートはこちら
祭りの裏側 神男編 厳冬海中みそぎ祭り2023年
総数 | 17名 |
年齢 | 最年少21歳~61歳、20代4名、30代5名、40代2名、60代6名 |
住まい | 沼津市7名、近隣市町2名、東京3名、大阪3名、奈良1名、愛知1名 |
厄払い | 年男、前厄、本厄、還暦 |
前乗り宿泊 | 世話人手配の宿泊施設泊7名 |
過去の神男経験 | 1回~6回 |
神男 募集~当日までのスケジュール
例年、神男はネットで一般募集を行っています。
皆さんが、応募から祭り本番までの流れ、スケジュールは、こんな流れです。
2023年10月14日 | 神男ネット募集開始、神男選考、個別質問応対、神男決定 [ 神男募集 ] 男がオトコを磨く祭り 厳冬海中みそぎ祭り1/14開催 |
12月24日 | Facebookメッセンジャーグループスタート 遠方からの参加者の前入り調整、 |
2024年1月8日 (月祝) | 顔合わせ会(事前打ち合わせ)オンラインミーティング みそぎ祭り当日の流れ説明、持ち物連絡、質疑応答 神男必見!厳冬海中みそぎ祭り 正しい作法 |
祭り前日 1月13日(土) | 17:00 前乗り組が沼津に到着 食事処「弥次喜多」で懇親会 事務局で用意した旅館「割烹旅館 翠泉閣」に宿泊 |
祭り当日 1月14日(日) | |
祭り当日宿泊 | みそぎ祭り終了後、温泉に入り、直会(夕食)が16:30からあります。 一部の遠方の方は、14日もそのまま「割烹旅館 翠泉閣」に宿泊。 |
オンラインミーティング 1月8日
沼津の事務局と、各地から参加する方とオンラインミーティングを開催。
ミーティング終了後、資料や宿泊先の資料をFacebookメッセンジャーグループにて共有。
資料の補足説明として、神男必見!厳冬海中みそぎ祭り 正しい作法 ページを作成。
日 時 | 1/8(月祝) 13時~14時 |
参加者 | 事務局:5名 神男:6名(楊原神社神輿のみ) |
内 容 | ・参加者紹介(2分) ・厳冬海中みそぎ祭り概要(3分) ・当日の流れ、神男の動き、持ち物、質疑応答(40分) ・参加者個々の入り時間確認、前泊、当日泊(15分) ・神男:伊藤さん(20代)、末吉さん(20代)の決意表明 |
前泊 懇親会 1月13日
17時~19時。今年は、事務局で前泊組の宿泊先を用意しました。ともなって、旅館近くの食事処「弥次喜多」で懇親会を開催。
旅館近くは、歩いて行ける食事処がいくつかあるが、今回は開店直後に満席になる「弥次喜多」さんで。昼は静岡県外の腹ペコダイバー客のお腹を満足させ、夜は夜で地元客で賑わうお店。
前泊 宿泊「割烹旅館 翠泉閣」
例年は、世話人のお家や、沼津市内のホテル等に宿泊されていますが、今年は事務局が用意した宿泊施設、みんなで「割烹旅館 翠泉閣」に宿泊しました。
19時懇親会から帰って、温泉に浸かって、早めの就寝。20代~60代「明日はがんばろうねー」
大阪の仲良し三人組大学生たちは、昼は「炭焼きレストランさわやか」でげんごつハンバーグを食べたらしい。
9:30 楊原神社 出御式典
コロナ影響以降、密を避けるため「祭りの形態、渡御、スケジュール」は、毎年進化しています。
時間等も変わりますが、おおよそスケジュールの参考になさってください。
(2023年開催の第22回レポート:祭りの裏側 神男編 厳冬海中みそぎ祭り2023年)
6:30 | 宿泊施設 | 世話人が朝食を旅館にお届け |
7:30 | 宿泊施設 | 車で出発 |
7:45 | 楊原神社 | 楊原神社社務所 ふんどしを巻いて、装束に着替え 現地到着の方は、楊原神社に集合 |
8:30 | 楊原神社 | 境内で、祭典準備お手伝い 神輿にサラシを巻いたり、祭壇を設置したり |
9:30 | 楊原神社 | 出御式典 ①本殿お祓い ②挨拶等 ③神輿のお祓い ④御神酒で乾杯 |
10:00 | 楊原神社 | 出立 |
10:05 | 楊原神社 | 鳥居を出たら、隊列を離れて「牛臥山公園」へ車移動 |
小浜海岸 | 海中みそぎ会場を下見 事務局スタッフのお手伝い、のぼり旗を立てたり |
10:30 昼食
みそぎ祭りのメイン会場となる「牛臥山公園」その奥にある「小浜海岸」。
時間の余裕があったので、小浜海岸で下見を兼ねた祭り設営お手伝いをしました。
神男は「牛臥山公園」の公園事務所で昼食をとり、打合せを行います。
「あったか、おにぎり美味しいネ!」昼食はおにぎりと鶏のから揚げ。いつも温かいお弁当を作ってくれます。「手作り弁当・惣菜 きくち」 静岡県沼津市下香貫1540-17
11:50 沼津御用邸記念公園 お祓い
10:30 | 牛臥山公園事務所 | 昼食、トイレ休憩、打合せ |
11:10 | 出発 | 神輿を担いで「沼津御用邸記念公園」へ |
11:50 | 沼津御用邸記念公園 | お祓い 御神酒をいただきます |
12:00 | 防波堤 | 神輿を担いで渡御 |
12:50 | 牛臥山公園事務所 | 到着、トイレ休憩、ふんどし締め直し 「ペンギンベーカリー」さんからパンの差し入れ |
御用邸記念公園~防波堤~牛臥山公園まで渡御
お天気は良かったのですが、昼頃から風がでてきました。風が強いと神輿やのぼり旗を持つのがちょっとツライんです。そこは何のその!と、気合を入れて持ち上げます。「筋肉痛になりそぉ~」なんて声もっ…。
「ペンギンベーカリー」でパン休憩
御用邸渡御を終えたあとは、ペンギンベーカリーさんからの差し入れパンを食べて小休止。
神輿を担いで歩いて疲れた身体に、パンがたまらなく嬉しいんです。
チョココロネ、ペンギンメロンパン、カレーパン、札幌ぶたパン、あんパン。
ペンギンベーカリー 沼津店 沼津市玉江町7−28
このタイミングで、防寒着として身に着けていた足袋と肌着を脱ぎます。
トイレでふんどしが緩んだ神男には、世話人が絞めなおしたりします。
13:00 牛臥山公園 神輿集合
神男が担ぐ神輿に加え、祭典を行う方々が「牛臥山公園」に集合します。
多くのギャラリーに見守られるなか「牛臥山公園」~「小浜海岸」へ渡御します。
牛臥山公園~小浜海岸へ渡御
通常歩くと7分程度の道を、20分かけて渡御します。坂道なので神輿を担ぎながら歩くのはちょっと体力がいります。
14:00 小浜海岸 式典・神事
14:00 | 式典・神事 猿田彦と神男代表は、玉串を奉納 神男必見!厳冬海中みそぎ祭り 正しい作法 御神酒を一斉に飲み干します 一人一人名前が読み上げられます |
海中みそぎ | |
健康祈願水かけ | |
招福餅まき ペア宿泊券が当たる!抽選会が登場 | |
取材を受けます | |
15:00 | 式典・神事 終了 |
参加者からの拍手喝采のなか、神男は海中みそぎを終え陸に上がってきます。「神男の身体」にペタペタと触ることで、一年を通して無病息災で過ごせますようにと参加者は祈願します。
招福餅まき
餅まきは、3回行われます。最初に❶神男(遠くに投げます)❷氏子(近くに投げます)❸ご来賓の順序。今年は参加者が多かったようで、取れなかったよ~という方もいたようです。ごめんなさいね。
メディア取材
メディアやYouTuber等からの取材を受けます。また一般カメラマンの方からの写真撮影に応じています。
16:10 翠泉閣 直会
終了後は、暖かいお風呂に入りに「翠泉閣」に車移動します。
参加希望者は「直会(夕食会)」で美味しいご馳走をいただきます。
15:15 | 「翠泉閣」に車移動 |
15:30 | お風呂で身体を温めます |
16:10 | 直会スタート 「ペンギンベーカリー」さんから日本酒の差し入れ |
18:10 | 直会終了・解散 お疲れさまでした!宿泊組はそのまま宿泊します 帰宅組は、ご自宅、沼津駅まで車でお送りしました |
解散後は、Facebookメッセンジャーグループで写真を送りあったりします。
神男はじめ、祭りに携わったみなさん、ご来場のみなさん、お疲れさまでした。五穀豊穣、疫病退散、無病息災と、今年はいい年を迎えられそうです。ありがとうございました。
神男インタビュー
厳冬海中みそぎ祭りの神事を担った神男達は、どんな方々なのでしょう。祭りに参加する意気込み、祭りを終えた後の感想を伺ってみました。ちょっとだけご紹介。
猿田彦 奥野さん 還暦 大阪 6回目
当初予定していた猿田彦役の方が、石川県珠洲市の復興支援に救急支援隊活動で不参加となることが決まり、本番数日前に猿田彦をお引き受け下さった奥野さん。
みそぎ祭りの参加は6回目と歴は長く、世話人は奥野さんに是非!やってもらいたい。と…。
猿田彦は役割が多いこともさることながら、一本歯下駄で一連の動きが求められます。通常は猿田彦役が決まった数か月前に一本歯下駄での歩行訓練をしますが、今回はぶっつけ本番で重責を担ってくださいました。
50歳になる前、サラリーマンでストレスで疲れ果てていた。最初の参加は、自分を変えたいと思っていて、何かやろうと決めて、ネットで記事を見て応募した。
一回来てみたら、意外と達成感があった。やみつきになったし、自信がもてた。人生のなかできっかけが欲しかった。人前でしゃべれるようにもなり、俳優業もやるようになった。
いつか、20代の子供と一緒に、みそぎ祭りに神男として参加したいという思いがあります。
日頃は、事務所に所属し役者業もしています。映画「飛んで埼玉」滋賀ロケでのふんどしエキストラ姿も気合が入ってます。
サンケイスポーツ【サンスポ記者エキストラ体験記】「翔んで埼玉」滋賀ロケに宮越記者翔んだ! 羞恥心ふっ翔んだ気合のふんどし
川島さん 30代 東京 はじめて
かねてから「みそぎ祭り」はネットで知り興味をもっていた。コロナの時、全国のニュースを見ていて祭りって参加しないと無くなってしまうんじゃないかと思った。
昨年、神男に応募したが、残念ながら選考にもれてしまった。祭りは見学させてもらいました。
地元には、歴史あるお祭りはないが、東京なので各地域には面白そうなお祭りがある。高校時代から祭りをはじめ伝統文化には関心があって活動してきた。
お祭りに参加するって、地元の縁とかが必要になるから踏み込めないところがあって、東京のど真ん中に生まれ育ったからか、繋がりがないことがコンプレックスでもあった。みそぎ祭りは、幅広く受け入れをしていると知って「僕も参加したい」という思いに至りました。
参加できることを光栄に思っていますし、一役を担いたいです!猿田彦を担えるまでに参加できたらいいなと思っています。
「餅まき後のメディア取材では、「新成人か年男の方はいらっしゃいますか」とお声がけ頂くことが多かったです。NHKの地域版では河津町の障害物レースが取り上げられたようですが、今年は中止になった熱海の寒中水泳のニュースは、東京でも新成人の挨拶を東京でも見ることがあります。」
「今朝の通勤中の都内の電車内ニュースでは、「京都•法界寺で伝統の裸踊り」が取り上げられていました。(絵面的に、メディア席を用意して、かなり後方からでも行事の様子を撮影しやすいのだと思います。)」
徳升さん 30代 愛知 はじめて
昨年、神男代表だった池田さんと祭り仲間です。
池田さんとは、全国のお祭りでお会いします。お話を聞いて、応募しました。7月開催の三島市の「お天王さん」にも神輿を担ぎました。
お祭りは地元の方のモノと思っています。よそから来た僕らは微力ながらお手伝い、盛り上げる事が役割だと思って参加しています。
神男に選んで頂いて光栄です。役割を頂きありがたく思っています。役目を果たしたいと思います。
沼津経済新聞記事より「風が強かったが、大きなかけ声で気合を入れて海の中に入ったので寒くなかった。参加できなかった人の気持ちを胸に、天空から降臨する神様のより代として自らの肉体を差し出す覚悟でみこしを担いだ。今年は仕事も私生活も充実した一年にしたい」
「昨日はお疲れ様でした。今回この様な素晴らしい祭りに参加させていただきありがとうございました。神男という役割を与えていただいて、みそぎ祭りの為にお務めが出来てとても楽しかったです。
微力ですが、みそぎ祭りのお役に立てたなら幸いです。もしまた機会があれば、是非参加させていただきたいです。」
橋本さん 還暦 東京 はじめて
学習院出身なので、沼津や御用邸記念公園にも馴染みがあった。
懐かしい思い出の場所で祭りをやっている。しかも、僕ら県外の人間も参加できると知って応募した。
新しい事にチャレンジしたかった。健康って大事ですよね。元気なうちに色々したかったことの一つに祭りがありました。
自分の子供より、年下の年齢の子達と神輿を担いだのは良い経験でした。今年は「いやさか」に過ごせそうです。
日頃は天文の仕事、望遠鏡を作っています。昨日前乗りをして「星がきれい」で驚いた。星は若い人たちが大変関心をもっています。これは沼津の財産ですね。感謝しながら、「星」を資源として活用していただくと良いのではないでしょうか。今日一日、幸せな気分で過ごせました。
「毎日庭の雑木林に紐を吊ってあって、そこに洗濯した赤フンを干したのを懐かしく思い出します。 今回海に入ってすぐに水深が深くなるのが、そっだったっけかと 思い出してました。 あの海を2キロの遠泳を2回しましたよ」
「無事に自宅に戻りました。 昨年還暦を迎えたロートルですが、 神男と言う大役を仰せつかり、 今年一年頑張れそうです。 そして、参加された皆様、とても気持ちの良い方で楽しませて頂きました。ありがとうございます。 とらさん、色々と御尽力頂き感謝致します。 また何かイベント事があればご紹介よろしくお願いします。」
西室さん 末吉さん 大須賀さん 20代 奈良・大阪 はじめて
検索キーワードは「正月 祭り」で、年初めの祭りに参加したかった!大阪教育大学の3人組。
皆で何かしたいね。と「西宮神社の福男」に応募もしました。「火か水」どちらかの祭りに参加したかったんです。
西室さん
大学ではサッカー部です。体力には自信あり。
おじいちゃんと住んでいるので、祭りには興味があって、「裸の写真」をネットで見て「俺らが参加するのは、この祭りだ!」と一択!応募しました。
教育大学ですが、会計士を目指して勉強しています。
女々しいところもあるので、若者らしく?男っぽく?祭りを盛り上げたいです。
末吉さん
東大阪出身です。大阪でもよりディープな街です。小学校の教員を目指しています。元気だけは負けません。前日から、場の盛り上げ役を買って出てくれた末吉さん!ありがとうね~
大須賀さん
大事な一年の始まりとして、みそぎ祭りで海中みそぎをして、いいスタートを切りたい。友達と参加できることを楽しみにしています。気合いで頑張ります。
静岡朝日テレビより
神男20代: 「気持ちよかったです。最高でした。」 神男20代 「男として一皮むけたいという思いがあり参加しました。」 神男20代 「成長ある1年にしたいと思います」
伊藤さん 20代 沼津 はじめて
みそぎ祭りの地元、下香貫出身です。5歳の頃に、「下香貫しゃぎり会」を立ち上げる時、会長の野田さんに誘われて、現在までしゃぎりをやっています。弟は笛を、僕は大太鼓を担っています。「下香貫しゃぎり会」として、沼津夏祭りやみそぎ祭りで演奏してきました。
昨年結婚して、パートナーもしゃぎりをやっています。家族をもったので「男としてがんばるぞ!」と、今年はじめて「神男」に参加しました。
僕は、地元なので前乗りの宿泊はしていないので、皆さんと打ち解けられるかが、ちょっと心配でしたが、皆さんフレンドリーですぐに意気投合できて楽しかったです。皆さんのおかげで、一日を通して、威勢のイイ、男気を感じられる祭りとなりました。
しゃぎりは、小さな子供から大人までが一体となって、祭りしいては地元を盛り上げ支える役割を持っていると思っています。学ぶことも多いですし、地元への愛着も育ちます。
岩崎英亮 二社厳冬海中みそぎ祭り祭典実行委員会 会長 70代
神男の皆さんには、お祭りを盛大に盛り上げて下さった事を感謝申し上げたいです。ありがとうございました。
みそぎ祭りは戦争でなくなって、途絶えていた。原田さんが祭りを復興させてくれて、23年が経ちました。
誰かがコツコツやらないと成り立たない。誰もやらない。やりたがらないことをやってくださる原田さんにご苦労様です。ありがとうと言いたいです。
また、地元の皆さんが、他人事と思わず「自分事」として動いてくれているから、自分達で毎年資金を集め、23年も自力で開催ができているんですね。
僕は三代目の会長です。初代会長は鈴木武さん、7回やってこられました。二代目は高嶋さん(8回)。みそぎ祭りは実に多くの方が、一年をかけて役割を担ってくださっています。市議会議員をやってきましたが、地元の人の力なくしては祭りも地域が元気になることも叶わないと思います。
みそぎ祭りには、僕らのような年代だけでなく、小さな子供から20代、30代と若者も準備含めて役割をになっています。
今日参加した、神男の皆さん「よそもの」とおっしゃいますが、沼津に新しい息を入れてくれる大切な存在だと思っています。今日はありがとうございました。
AED機器と望月医院
岩崎会長よりメールにて(原文のまま)
「二社厳冬海中みそぎ祭り」第23回が終了しました。大変な盛況でした。氏子の皆様・地域の皆様が揃ってお出で下さり、神のお迎えをを15名が迎え海中に入り身体を清めてみそぎを行いました。
今回式典の後に、下田観音温泉さんのご支援により「お楽しみ抽選会」を初めて設け、皆様の喝采を浴びておりました。有難うございました。
この盛況の陰に、毎年この式典を遠くから見ている人がいます。
楊原神社の向かいにある望月医院の先生であります。海に入る神男他皆様の身に何か有ったらと「AED機器(自動体外式除細動器)」を持ち見つめてくれています。海に入る方、回りで見ている方も安心であります。今後永く続くこの祭典を遠くよりみていてください。望月先生、感謝します。
写真・動画ご提供ありがとう!
厳冬海中みそぎ祭りは、地元自治会ボランティアの皆さんに支えられて運営しております。
広報・記録係も皆さんのお力によるものです。
公式カメラマンの小池庄一さんを軸に、例年撮影担当者が2~3名が脇を固めて撮影するのですが、今年は当サイト管理人のみでした。
そこで、神男が撮影したオフショット写真に加え、来場者の皆さんがSNSで上げられた写真を拝見し、おねだりして写真や動画をご提供いただきました。ありがとうございました。
福島治男さん キャリアデザイン・メンタルサポート株式会社
つぼいまさひとさん Instagram @masahito.tsuboi
以前は「会場で写真ください。チラシ」を配布してお願いしていた時期もありましたが、手が回らなくて。「写真送るねー」って頂けると、大変助かります。
X(旧Twitter)を開設
厳冬海中みそぎ祭り、公式はFacebookのみで運営しておりました。Facebookアカウントを持たない方が増えてきましたね。そこでようやく、重たい腰をあげてX(Twitter)を開設しました。
祭りをご紹介くださる皆様のSNS、ブログ、ニュースが支えです。ありがとうございます。
翌日、ニュース記事チェックで盛り上がる
「ニュース記事出てたよ~」と、神男たちとFacebookグループで報告し合う。
静岡新聞
厳寒の海に熱き男衆 沼津「みそぎ祭り」 無病息災祈る
沼津市の楊原神社と大朝神社の冬の恒例行事「厳冬海中みそぎ祭り」が14日、同市の小浜海岸で行われた。寒空の中、下帯姿の男衆がみこしを担いで厳寒の海に入り、無病息災を祈った。
県内外から参加した男性15人が海の中に入る「神男」を務めた。神男は2グループに分かれ、海の中に入り、声を上げながらみこしを海中で高々と掲げた。
餅投げや抽選会も行われ、地域住民でにぎわった。
みんなの経済新聞
沼津で「厳冬海中みそぎ祭り」 「参加できなかったメンバーの思い胸に」
「楊原神社・大朝神社例大祭 厳冬海中みそぎ祭り」が1月14日、牛臥山公園(沼津市下香貫)内の小浜海岸で行われた。(沼津経済新聞) 【写真】餅まきも行われた 楊原神社と大朝神社(同)の正月の伝統行事として天下太平と五穀豊穣(ほうじょう)を願って行われる同祭。厄年の男性や年男で構成される「神男(かみお)」と呼ばれるふんどし姿の男衆が、勇壮なかけ声を上げながらみこしを担いで真冬の海に入る。
沼津市が指定する「ぬまづの宝100選」に認定されている恒例行事で例年成人式の季節に行われ、多くの参加者や見物客が集まる。二社厳冬海中みそぎ祭り祭典実行委員会の原田武虎さんによると、祭りは江戸時代から行われていたが、沼津大空襲でみこしが焼け、途絶えていたという。地元有志が2002(平成14)年に再興させ、今年で23回目を迎えた。
今年の神男は志願者の中から選出された16人で、沼津市内だけでなく県外からの参加者もあった。神男たちは「えんやーこーら、どっこいしょ」のかけ声とともに厳冬の駿河湾に勇ましい姿で入水。再び陸上に上がると、祭りの役員や参加者らから「祝い水」と呼ばれる冷水を浴びせられ、一年の無病息災を祈った。
愛知県から初めて参加した年男の男性は「風が強かったが、大きなかけ声で気合を入れて海の中に入ったので寒くなかった。参加できなかった人の気持ちを胸に、天空から降臨する神様のより代として自らの肉体を差し出す覚悟でみこしを担いだ。今年は仕事も私生活も充実した一年にしたい」と話した。
猿田彦神役を務めた奥野利幸さんは「6回目の参加。猿田彦神役を予定していたメンバーが駿東伊豆消防本部の救急支援隊として石川県珠洲市の復興支援に行くことになり、急きょ自分が務めることになった。通常10月に一本歯げたが支給されるが、今日初めて一本歯げたを履いた。無事勤め上げられてほっとしている」と話す。「60歳の厄年の今回で最後にするつもりだったが、来年また神男として参加したい」と笑顔を見せる。
静岡朝日テレビ
「男として一皮むけたいと思い参加」 正月の伝統行事「厳冬海中みそぎ祭り」 静岡・沼津市
静岡県沼津市の海岸で、正月の伝統行事「厳冬海中みそぎ祭り」が開かれました。
沼津市の牛臥山公園、小浜海岸で行われた祭りには、「神男」と呼ばれる下帯姿の男性15人が参加しました。
神男たちは神輿を担いで冷たい海に入り、身を清めるとともに、1年間の無病息災、五穀豊穣を祈願しました。 神男20代: 「気持ちよかったです。最高でした。」 神男20代 「男として一皮むけたいという思いがあり参加しました。」 神男20代 「成長ある1年にしたいと思います」
海から上がった神男たちは餅をまいて今年の福を願っていました。