とかくHPやSNS運用の世界には、「営業トークとしてのウソ」がまかり通っています。
営利優先というよりも、担当者の知識不足や実務経験の欠如に起因しており、正しい情報が十分に浸透していないことが背景にあります。注意深くネット検索をすれば正しい情報は見つかりますが、多くのお客様はそこまで調べません。
その結果、実態として「騙し」とも言える状況が生まれています。
本ページでは、企業のWeb担当者が制作会社を選定する際に、正しい判断基準を持てるよう、業界の実態と具体的なチェックポイントをご紹介します。

HP運用、こんなお悩みはありませんか?
- HPをリニューアルしたいが、「今度こそ失敗したくない」
- WordPressを導入したが「思ったより使いづらい」と疑問に思っている
- HPが「社内で更新できず、情報が古いままで困っている」
- HPのアクセス数が少なく、効果を実感できない
- SNS運用を始めたが「これで本当に良いのか不安」
- SNSは毎日更新しているのに「肝心のHPは放置している」
いずれか1つでも当てはまれば、このページの内容は役に立つはずです。
このページの対象読者
⭕SNSは運用しているがHPは放置している方、WordPressの使いづらさに悩んでいる方、そしてHP制作で失敗したくない方
❌HPは「名刺がわり」にあれば十分で、SNSもやらない方
❌「更新は全部制作会社に任せる」とHP更新を丸ごと外注できる方
実際にある「信じられない」事例▶ 文字を太字にする機能が無い?
ある企業が、HP制作会社から納品されたWordPressサイト。
「更新しやすいように、意図的に制限をかけています」と説明されました。
しかし、実態は——
状況:「更新しやすい」という名目での過度な制限
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 納品されたもの | WordPressを導入したHP |
| 説明の理由 | 「素人にも使いやすくするため、意図的に制限を設けました」「社内更新したいなら、80万円のプランを選べばよかったのに」 |
| 実態 | 文字を太字にすら、HTMLを直接入力しないと反映されない |
| 結果 | 基本的なブログ機能すら使えない |
この状況で「使いやすい」と称するのは、明らかに説明と実態の乖離です。
「文字を太字にできないWordPressの、どこが『使いやすい』んですか?」
この疑問は、完全に正当です。
本来のWordPressと制限されたWordPressの決定的な差
| 機能 | 本来のWordPress | 制限されたWordPress |
|---|---|---|
| 文字装飾 | ボタン1クリックで太字・色変更・下線 | HTML入力が必須 |
| 見出し設定 | ボタンで「見出し1」「見出し2」と設定 | HTML入力が必須 |
| 画像挿入 | ドラッグ&ドロップで即反映 | コード記述or外注 |
| ブログ投稿 | 直感的なエディタ | 機能制限多数 |
| 簡易なレイアウト変更 | ビジュアルエディタで直感操作 | 制作会社に依頼が必要 |
この差は、「WordPress導入済み」の名の下に、社内更新の自由を奪っている状態です。
これは、技術力の差というよりも、設計思想の違いと言えます。
なぜ「使えないHP」「更新できないHP」が生まれるのか?
では、なぜこんなことが起きるのか。その原因は複数あります。
| 原因 | 影響 |
|---|---|
| 制作会社の技術・運用知識不足 | 本来のWordPressの使い方を理解しておらず、不要な制限をかける |
| 営業と制作者の役割分離 | 営業が「更新しやすい」と約束しても、実装は別チームでズレが生じる |
| お客様が専門外のため判断できない | 専門外のため「それっぽい説明」に惑わされやすい |
🔍 社内で更新できるかどうかは、見えない設計にかかっている
しかし、その重要性は、打合せの場では十分に伝えられていません。
多くの企業が陥る「SNS重視・HP放置」の歪み
さらに問題を複雑にしているのが、HPとSNSの運用バランスです。最大の矛盾はこれです。
💡 「SNSは毎日更新できるのに、HPは1行の変更すらできない」
問題の本質は「やる気がない」のではなく、「できる仕組み」がないこと。
| 項目 | SNS | HP |
|---|---|---|
| 更新の自由度 | 誰でも、無料で、簡単投稿 | 制作会社依頼、有料 |
| 情報の可用性 | 検索で使い方がすぐ見つかる | 会社ごとのカスタム仕様で学習コスト高 |
| 更新の現実 | 毎日更新する企業も多数 | 6か月以上更新なしも珍しくない |
| 本質的な構造 | 「更新できるから更新する」 | 「更新できないから更新しない」 |
SNSに頼る企業ほど、HPで失敗する
「SNSが無料だから更新される」のであれば、HPも納品後は社内で無料・簡単・継続更新できるべきではないか?
| 項目 | あるべき姿 | 現実の多く |
|---|---|---|
| HP更新 | 社内で自由に、無料で可能 | 更新不能 or 依頼費用発生 |
| SNS運用 | HPへの誘導、補完的役割 | 代行業者依存、連携なし |
| 情報戦略 | 両者が連携した総合発信 | 場当たり的、非効率 |
SNSが回っているから安心——
そんな慢心が、HPという最重要資産を放置する最大の原因です。
「使えるHP」と「使えないHP」の差「きれいなデザイン」に騙されないために
多くの企業がHP制作で失敗するのは、「見た目」や「制作費」に注目しがちです。
しかし、HPの価値は納品時ではなく、納品後に決まります。
❌ 間違った評価軸 vs ⭕ 正しい評価軸
| ❌ 制作会社が強調する評価軸 | ⭕ 本当に重要な評価軸 |
|---|---|
| デザインが洗練されている | HTMLの知識がない社内担当者でも更新できるか |
| 動きのあるアニメーション効果 | 更新に時間がかからないか |
| トレンドを取り入れたレイアウト | 納品後も自立して運用できるか |
| 受賞歴のあるデザイナーが担当 | 「更新前提」で設計してくれるか |
💬 デザインの美しさは一時的な満足です。デザインは3年で古くなる。 でも、更新できる体制は10年先も使える。
結論:本当に信頼できる制作会社を選ぶ「たったひとつの基準」とは?
結局のところ、—— HP制作会社を選ぶ上で最も重要なのは、
「良いHP=更新しやすいHP」であり、「デザインがきれい」「制作費が高い」などではなく、
「納品後に自社でストレスなく更新し続けられる仕組みになっているか」の一点に尽きます。
そのためには、制作会社の選び方がすべてなのです。
「社内で更新できる仕組み」を見極めるための具体的な判断基準は以下の4点です。
| 見抜くべきポイント | 確認方法 | 信頼できる対応 |
|---|---|---|
| 社内更新を前提にしているか | 「HPは社内で更新します」と伝える | 「では、誰でも使いやすいように設計しましょう」と前向きに応える |
| 制作者が意思決定に関わっているか | 打合せに開発担当が同席しているか | 技術的な質問に即答でき、説明に一貫性がある |
| 現地コミュニケーションを重視するか | 対面打合せや現地訪問の提案があるか | 現地の強みや課題を丁寧にヒアリングする |
| 問題改善への姿勢があるか | 現状の「困りごと」を話す | 具体的な改善策を提示してくれるか |
あなたのHPを「生きた資産」にするのは、使い続けられる仕組みがあるかどうかです。
この4つが揃えば、
「使えないHP」「更新できないHP」のリスクはほぼ回避できます。
💡 HPは「作って終わり」ではない。価値を決めるのは「更新の自由度」
- HP(WordPress)の本当の価値は「見た目」ではなく、「更新の自由度」にあります。
- デザインは3年もすれば古くなりますが、更新しやすい仕組みは、10年先も役立ちます。
- たとえ今、社内で更新できなくても、将来、誰かが「更新したい」と思えるシステムにしておけば、その瞬間から、HPは「生きる資産」になります。

HP更新について、よくあるご質問
- 「完璧なページにしたい」と細部にこだわると、更新が遅れてしまいます。どうバランスを取ればいいですか?
-
確かに、社内からは「見栄えが大事」と言われるのも分かります。でも、更新が3ヶ月に1回では、新商品もキャンペーンも「時すでに遅し」。検索でもSNSでも、「新しい」情報が優先されるのが現実です。
大事なのは「完璧かどうか」ではなく、「届くかどうか」。たとえデザインがシンプルでも、見出しで分かりやすく、表で整理され、リンクで次の行動に導かれる——そんな“伝わる形”の更新を、スピードを意識して重ねていくこと。
「どう見られるか」より「何を伝えるか」に焦点を当てれば、更新の優先順位は自然と見えてきます。 - 「デザイン性にこだわるべき」という声もありますが?
-
こだわりすぎるのが落とし穴です。完璧なデザインを追求して、年に2~3回しか更新できないページより、多少見た目は拙くても月1回・週1回更新される情報鮮度の高いページの方が、圧倒的に価値があります。
訪問者は「完璧なデザイン」を求めて来たのではなく、「最新の情報」を求めて来たのです。デザイン性は「及第点」あれば十分。スピードが最優先です。
- 「質と量を両立させるべき」では?
-
理想ですが、現実的ではありません。多くの中小企業では、社内スタッフが限られています。
「完璧な質」を求めると、❌時間がかかり、❌更新が滞り、❌情報が古くなります。
一方、「及第点の質」で頻繁に更新すると、✅情報が新しく、✅SEO評価が上がり、✅訪問者の満足度が高くなります。質と量を兼ね備えるのはごくわずかな大企業だけ。中小企業は「量(スピード)」を優先すべきです。
- では、「完璧さ」にこだわるべきではないということですか?
-
その通りです。「完璧さ」にこだわる結果、
•更新が進まない、•機会損失が生まれる、•競合他社に追い越されるという事態になります。
一方、「及第点」を目指すなら、✅迷わず更新でき、✅鮮度のある情報が発信でき、✅顧客との接点が増えます。
HPの本当の目的を思い出してください。「完璧な作品」を作ることではなく、「顧客と繋がり、ビジネスを生み出すこと」です。
- 結局、HP更新で最も大切なことは?
-
それは「なぜ更新するのか」を明確にすることです。
❌間違った目的は「完璧で美しいページを作りたい」「訪問者を驚かせたい」「他社より目立ちたい」ですが、
✅正しい目的は「最新の情報を届けたい」「顧客の課題を解決したい」「信頼関係を築きたい」です。
目的が明確なら、おのずと答えは見えます。「完璧さ」より「スピード」、「デザイン性」より「情報鮮度」、「質」より「量」。そう判断できるようになります。
- 「拙いページを作る」ことに不安があります。大丈夫ですか?
-
大丈夫です。むしろ、それが正解です。
訪問者は、
•タイポや小さなミスに寛容ですが、
•古い情報には厳しく、
•更新されていないサイトは信頼しません。拙いページでも「毎週更新される」なら「この会社は活動している」と感じます。反対に、完璧なページでも「3年間放置」なら「この会社は大丈夫か」と不安になります。社内で完璧に作ろうとするのではなく、WordPressなら「社内スタッフが気軽に更新する」その環境こそが重要なのです。
【FAQまとめ】HP更新で本当に大切なこと
| 優先順位 | 大切なこと | 重視度 |
|---|---|---|
| 🥇 1位 | 情報鮮度(スピード) | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 🥈 2位 | 更新頻度(継続性) | ⭐⭐⭐⭐⭐ |
| 🥉 3位 | 情報の正確性 | ⭐⭐⭐⭐ |
| 4位 | デザイン性 | ⭐⭐⭐ |
| 5位 | 完璧さ | ⭐ |

