2025年も残すところあとわずかとなりました。
年が明けた2026年1月 12日に、四半世紀の節目となる「第25回 厳冬海中みそぎ祭り」がいよいよ開催されます。
この厳冬の海へ身を投じ、一年の無病息災と地域の発展を祈願する「神男(かみを)」たちが、今年も決定いたしました。彼らは師走の現在、インターネット(主にFacebook)を活用して結束を固め、本番に向けた準備と心身の鍛錬を行っています。
2026年の新春、力強く海に挑む今年の「神男」の顔ぶれをご紹介します。

厳冬海中みそぎ祭り 開催概要
| 開催日 | 2026年1月12日(月曜日祝日) |
| 開催時間 | 14:00~15:00 牛臥公園内 小浜海岸 |
| 住所 | 〒410-0822 静岡県沼津市下香貫山宮前3056-26 |
| 料金 | 参加無料 |
| 公共交通 | JR沼津駅南口より沼津登山東海バスで20分 「日緬寺前」「牛臥海岸」下車、徒歩0分 |
| 車 | 東名沼津インターより車で約30分(9km) |
| 主催者 | 主 催:二社厳冬海中みそぎ祭り祭典実行委員会 共 催:楊原・大朝神社氏子総代会 後 援:下香貫連合自治会 中連合自治会 我入道連合会 |
| 外部サイト | 厳冬海中みそぎ祭りFacebook |
2026年 神男一覧(楊原神社編)
厳冬海中みそぎ祭りでは、大朝神社と楊原神社の2基の神輿があります。このページでご紹介するのは、楊原神社の神輿を担ぐ神男たちです。

| 総人数 | 20人(10人×2基) |
|---|---|
| 住まい | 沼津市(5人)・神奈川(1人)・愛知(1人)東京(1人)・埼玉(1人)・京都(1人) |
| 参加回数 | はじめて(7人)・2回目(2人)・3回目(1人) |
| 年齢 | 最年少38歳~60歳・30代(2人)・40代(4人)・50代(3人)・60代(1人) |
| 厄 | 年男・前厄・本厄 |
| 前乗り前泊 | 世話人含めて6人 |
男を磨く三年間。神男・頭領・猿田彦へと至る「みそぎ」の系譜
「厳冬海中みそぎ祭り」の主役である神男たちは、ただ海に入るだけではありません。そこには、数年かけて受け継がれる「男たちの成長の物語」とルールがあります。
2026年のメンバーを知る前に、まずはその独特な役割についてご紹介します。
■ 魂を繋ぐステップアップと各役職の使命
神男の担い手には、以下のような役割分担があります。
- 神男(かみを): 荒波のなか、神輿を担ぎ抜く勇者たち。
- 神男頭領(かみをがしら): 神男たちのリーダーであり、現場の指揮を執る代表者。
- 猿田彦(さるたひこ): 天狗の面を被り、一行を先導する大役。自ら滝修行に励み、心身を研ぎ澄まして臨む方も多い役職です。
- 元締め: 紫の法被を纏い、祭り全体を統括する屋台骨。
多くの場合、神男として経験を積み、3年目に「頭領」を務め、その後さらに意欲のある人が「猿田彦」や「元締め」へと進んでいく……という、地域と祭りを支えるリーダー育成のような流れが定番となっています。
■ 伝統を守る「3年ルール」とは
神男には「連続参加は3年まで」というルールがあります。
4年連続で務めることはできず、一度お休みを挟むことで、次の世代へ襷(たすき)を繋ぎます。このルールがあるからこそ、神男の顔ぶれは毎年「初めて挑戦するフレッシュな新人」と「経験豊かなベテラン」が混ざり合い、常に新しい活気が生まれるのです。
2026年、第25回という節目に集まった神男たちは、一体どんな想いを胸に海へ向かうのか。今年の顔ぶれをご紹介します!
2026年 神男紹介
❶川島恭二さん 40歳 東京都世田谷区
シャギリや、会場からの声援に励まされ、今回で連続3年目の神男を務めさせていただきます。お越しになられる皆様方の元気な一年を祈願出来るよう、精一杯努めたいと思います。
専門性を活かした仕事に従事しています。趣味と呼べるものは少ないですが、現在は語学学習に力を入れているほか、学びを深めるための研究活動にも取り組んでおり、その成果をまとめる日々を送っています。
❷新田真己さん 54歳 愛知県名古屋市
昨年に続き、二度目の神男です。昨年は天候に恵まれましたが、今年はどうなるでしょうか。寒さも波も覚悟の上、全力で臨みます!
今回は25周年という節目の年。そんな大切な回に神男を務めさせていただけること、本当に光栄です。伝統をつなぐ思いで、しっかり務めを果たしたいと思います。
最近のマイブームは滝行と法螺貝。滝では寒さに震え、法螺貝では音が外れ…まだまだ修行中です(笑)。それでも自然の中で心を整える時間は格別。今年も感謝の気持ちを胸に、海へ挑みます。



❸渡部友和さん 51歳 神奈川県小田原市
今回で2度目の参加です。初めて担がせていただいた感動を忘れず、貴重な経験を元に、より厳粛に、より場を盛り上げられるようにと決意を新たにしております。
前回よりは見せられる体にしようと、筋トレに励む所存です。とらさん、そしてご一緒できる皆様楽しんで参りましょう。



❹田崎秀和さん 48歳 沼津市
先月、13年ぶりに福島県から沼津市へ戻ってまいりました。現在は薬剤師をしております。 広報誌でこのお祭りのことを知り、「祭りに出たい!」と直感して参加を決意しました。 神事への参加は初めてで、今からワクワクが止まりません。
来月3歳になる息子に、カッコいい父親の背中を見せられるよう、現在は毎日冷水シャワーで心身を鍛えています。一日も早く皆様のお役に立てるよう精一杯頑張りますので、ご指導のほどよろしくお願いいたします。
❺金子健太さん 46歳 埼玉県川越市
お神輿など お祭りに参加することが好きで、今回ご縁がありこの場に加えていただきました。皆様と過ごせることを楽しみにしています。体力が落ち始める年齢なので 当日まで健康に気をつけて過ごそうと思います。
❻三塚 陽さん 42歳 沼津市
家族の勧めで禊祭りに参加することになりました。普段は3人の男の子の父親として奮闘しています。分からないことも多くあると思いますが、どうぞお願いします。
➐當銘正人さん 42歳 京都府京田辺市
旅行が趣味で地域の文化などに触れることが好きで、Yahooニュースの伝統行事をフォローしていたところ、神男募集の記事を見て募集いたしました。
初参加で、皆さまにご迷惑おかけするかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。
➑石塚哲弥さん 沼津市
(株)Velvet pass代表取締役(障がい福祉施設経営)、上香貫二瀬川町自治会長をやっています。
今回参加の経緯は今から9年前に沼津御用邸で〝珠流河もののふ祭り”を実行委員長として開催した際、原田さんが協賛してくださりました。
そんなご縁がある中続いて1年前から自治会長として厳冬海中みそぎ祭りを裏方で支援しておりました。色々準備しながら「来年は俺が出てやる」と心に決めておりました。笑
仲間内で、10年海中禊を未だに継続中です。皆様と海に入れる事を嬉しく思っております。


❾勝呂友哉さん 38歳 沼津市
(株)Velvet pass(障がい福祉施設経営)勤務。石塚社長を公私共に支える右腕として日々奮闘しています。海中禊にも参加し、心身を清める修行にも励んでいます。
好きな言葉は「百折不撓」。何度困難にぶつかっても諦めず、前に進み続ける姿勢を大切にしています。地域とともに歩む福祉の現場で培った思いを胸に、みそぎ祭りに参加させていただきます。よろしくお願いいたします。
➓齊藤國利さん 60歳 三島市
沼津市出身(第三小学校・第三中学校:楊原神社の氏子地域であり、祭りの舞台となる地元)です。現在は三島に住んでいます。歴史と伝統ある地元の行事に参加出来る事はとても光栄でありまた誇りに思います。何分初めての参加で年齢的にも若干いってますので、体調万全で行事に臨む覚悟で準備しています。当日よろしくお願いします
事前オンラインミーティング1月4日・5日
沼津の事務局と、各地から参加する神男とオンラインミーティングを開催します。
ミーティング前後に、資料や宿泊先の資料をFacebookメッセンジャーグループにて共有します。
| 日 時 | 2026年1月4日日曜日・1月5日月曜日 19時~ 1時間 ※どちらかに参加いただきます。 |
|---|---|
| 内 容 | ・参加者紹介(2分) ・厳冬海中みそぎ祭り概要(3分) ・当日の流れ、神男の動き、持ち物、質疑応答(40分) ・参加者個々の入り時間確認、前泊、当日泊(15分) ・神男の決意表明 ・前泊者で、夕食できる方は16時頃沼津駅、16:50弥次喜多集合 |

オンラインミーティングの内容
❶ 楊原神社・大朝神社例大祭、厳冬海中みそぎ祭りの歴史
神輿は二基あります。皆さんが担ぐのは「楊原神社」の神輿です(「大朝神社」の神輿は地元の方が担ぎます)。
❷ 神男の心得
明るく元気に、きびきびと振る舞ってください。
結界の中では「ふんどし・白衣・はちまき」のみ着用可能です。
※お守りや木札はOK。金属の首飾り等はNG。刺青・タトゥーがある方はテーピング等で目張りをしてください。
❸ 掛け声
「えんやーこら、どっこいしょ」(神輿渡御ほか)
「いやーさか、いやーさか、いやーさか(3回がセット)」(海の中)
- 頭領の役割:「せーの」と掛け声をかけ、それに続いて全員で「いやーさか…」と合わせます。
- 拍子木: 神輿の動きに合わせて打ちます。
❹ 一日のスケジュール
(詳細な集合時間等を確認)
❺ 持ち物・注意事項
- 喫煙について: 公園内は禁煙です。それ以外の指定場所で喫煙可能です。
- 持ち物: 大きめのカバン(靴、着替え、お財布、時計などをまとめて入れられるもの)
神男自己紹介
川島(3回目・猿田彦)
いいお祭りになるように頑張ります。一本下駄でいっぱいいっぱいになっている可能性がありますが、温かく見守ってください。ご家族連れの神男のみなさん、会場には小さなお子様もたくさんいます。お神輿は波を打たせず、一気に上げるように気をつけましょう。
新田(2回目・頭領)
前回はなんとか流れにまかせてやり切りましたが、今回はしっかりと役目を果たしたいと思います。25周年ということで、皆さんと協力していいお祭りにします。いつか披露できるよう、ほら貝も練習中です。
渡辺(2回目・小田原)
寒中みそぎが好きです。今回は楽しみが2つあります。ペンギンさんのパンを食べること、そして猿田彦役の川島さんを見ることです。
田崎(初参加・沼津)
お祭りに参加するのは初めてです。「男を磨く」をテーマに挑みます。3歳の息子に見せたいと思います。
金子(初参加・埼玉)
お祭り大好きです。精一杯やります。
三塚(初参加・沼津)
少し風邪気味なので、当日までに万全に治して頑張りたいと思います。
當銘(初参加・京都)
初参加です。よろしくお願いします。
齊藤(初参加・沼津市香貫出身)
今年の3月に61歳を迎えました。両親が香貫に住んでおり、地元への愛着は人一倍です。以前勤務していた仕事の上司がこの神事に参加していた縁で祭りの存在を知りましたが、地元の伝統ある祭りに身を置けることは、私にとって大きな誇りです。皆様と共に、祭りを全力で盛り上げていきたいと思います。
石塚 (初参加・沼津市香貫)
地元で児童福祉施設を3箇所経営し、自治会長も務めています。以前『珠流河もののふ祭り』を実行委員長として開催した際、原田様から多大なるご支援をいただいたご縁もあり、今回は恩返しの意味も込めて、この祭りに全力で関わりたいと考えています。沼津の三大祭りの一つに数えられるこの神事で、神男として『びしっと』格好良く決めたいですね。
勝呂 氏(初参加・沼津市在住・神奈川県出身)
石塚社長の下で働き、日々その背中を見て尊敬しています。私自身にとって今年は勝負の年。この厳冬海中みそぎ祭りに参加し、心身を清めることで、しっかりと厄を落として勝負に挑みたいと思います。この伝統の重みを感じながら、全力で駆け抜けます。
神男になる方へ|よくある質問FAQ

神男に事前配布される資料(一部)
2025年第24回の資料です。最新版ではありません。



神男 事前練習 YouTube動画
YouTube動画:神男のえんやーこーら(掛け声の仕方)
YouTube動画:神男のいやーさか(掛け声の仕方)
YouTube動画:拍子木の打ち方見本(頭領)
YouTube動画:神男向け再生リスト(祭りの流れ)
厳冬海中みそぎ祭り 会場マップ
メイン会場・サブ会場・前泊宿泊先・懇親会会場・直会会場・トイレ・駐車場および周辺観光マップをご覧ください。
歴代の神男・天狗|第1回~17回の歴史
厳冬海中みそぎ祭りの歴史を、神男、天狗でまとめた記事です。

祭りを支える人たち|実行委員会メンバー紹介
岩﨑英亮さん 80歳 実行員会会長
来春の1月12日に「二社厳冬海中みそぎ祭り」の第25回が開催されます。 先人の皆様が大変なご苦労をされ今日迄参りました。有難う御座いました。今後とも宜しくお願い申し上げます。
楊原神社・大朝神社を守護神として上香貫・下香貫・中連合・我入道の氏子・地域の皆様が支えてくれております、この祭典を地位の宝として未来永劫に継続して参ります。
初代会長(鈴木武さん)が7年、二代目(高嶋秀匡さん)が8年、三代目(岩崎英亮)の私が現在10回目で25回になります。来年は大きな節目になります。 来年の祭典は穏やかな日に恵まれると嬉しく思います。最後のスパートで多忙ですね!
原田峰虎とらさん 64歳 神男世話人 実行委員会副会長
神男世話人をつとめます。25年前にこの祭りを復興し、皆さまのご協力のおかげで、今では沼津三大祭りのひとつに数えられるまでに育ち、感慨深い思いです。
実行委員会の副会長として、祭りの運営を支えています。四半世紀にわたり、この祭りとともに歩んでまいりました。多くの方に親しまれるようになり、嬉しく思います。これからも、伝統の灯をともしつつ、若い神男たちとともに未来へつなげていきたいと思います。
古代史研究と歴史旅が趣味で、特に富士山の古い山岳信仰に深い興味を持ち、富士講行者として富士山関連の祭事に奉仕しています。歴史と伝統をつなぐ役割を担いながら、若い神男たちを見守り、祭りの継承に尽力しています。
「とらさん」もしくは「世話役」とお呼びくださいませ。








新春の沼津・小浜海岸でお会いしましょう
厳冬海中みそぎ祭りは、沼津の「お宝100選」にも選ばれている牛臥山公園・小浜海岸で行われる伝統行事で、新成人ならびに厄払いの成人氏子が神輿を担いだまま海中でみそぎを行う勇壮な神事なので、ぜひ伊豆、沼津にお越しの際は、正月一番の祭りをご体感しにお越し下さい。
一年の始まりである正月15日前後、平安時代の『延喜式』にもその名を刻む由緒ある古社・楊原神社と、皇祖神を祀る清浄地・大朝神社の神々が、ここ牛臥山公園・小浜海岸へと降り立ちます。
祭りのクライマックスは、まさに圧巻の一言。
新成人や厄払いの氏子を中心とした「神男(かみを)」たちが、白装束に身を包み、神輿と共に真冬の駿河湾へと飛び込みます。
背景にそびえる雄大な富士山、澄み渡る青い空と海、そして激しく弾ける水しぶき。
極寒の海中で男たちがオトコを磨き、天下泰平と五穀豊穣を願うその姿は、見る者の魂を激しく揺さぶり、鮮烈な記憶として心に刻まれるはずです。
そのコントラストは、全国の写真家たちが追い求める「最高の一枚」そのもの。
日本の伝統美と冬の絶景が交差するこの場所は、新年の運気を高める最強のパワースポットでもあります。
福徳安全、長寿と健康、美と良縁——。三柱の神々のご神徳に触れ、心洗われる新春の旅へ出かけませんか。
また、私たちは「見る」だけでは終わらない、共に祭り創る仲間も募集しています。
神様の依り代として肉体を捧げる覚悟を持つ「神男」、そして男女問わず歓迎される神輿の担ぎ手。
二社厳冬海中みそぎ祭り祭典実行委員会は、有志のボランティアで運営されています。あなたも、この伝統の一部になりませんか?
真冬の寒さを吹き飛ばすほどの熱気と、古式ゆかしい伝統が融合する唯一無二の瞬間。
皆様のご来場、そしてご参加を、心よりお待ちしております。



写真提供:福島治男さん(いつもありがとう)


