中小企業がSNSをはじめる際、「Instagramは一番手を出しにくい」と言われてきましたが、最近は、「Instagramから始める。Instagramだけやる」という企業も増えてきました。
「Instagramは集客に効果あるらしいよ」という情報も巷に溢れていますし、大手企業がInstagramに一番コストをかけているSNSでもあります。
SNS運用代行のなかでも、Instagramは、丸投げ運用代行が多いSNSです。業者へ発注すると、コストが一番かかるSNSでもあります。
先週、そして本日も、Instagramを新たに始めたお客様がいるので、社内で運用する方法・コツをご紹介します。
うちも、とにかくSNSやらないと。Instagramが効果があるって聞いたんだけど。
プライベートではInstagramやってないけど、僕にもできるかな?
できる事からはじめましょう。
できない事、困った時は、その都度サポートするので安心してください。
Instagram開設前に準備すること
SNS開設は、簡単です。どのSNSでも共通する準備はコレ
- 担当者を決める(ココが一番重要)
- Instagramを眺めて、方針を決める
- できそうなこと、チャレンジしてみたい機能をリサーチする
- 更新頻度、投稿内容、プロフィール内容、アカウント名、フォロー方針
Instagramならではの準備はコレ
- 画像編集ツール
- 文章を書くのが苦手な人は、チャットGPT
- Facebookとの自動投稿するか否か、する場合は設定
- ハッシュタグ、タグ
店舗が複数ある場合
店舗が複数あって、店舗によってサービスや商品が異なる場合は、アカウントを別に作るのがオススメです。
1つのアカウントでやる場合、投稿できちんと使い分けができればいいのですが、なかなか難しい。
ユーザーが求めていた商品が「この店舗にはありません」なんて誤解を生じさせる事になってはいけません。
一つの店舗でも、商品ジャンルが多岐に渡る場合
上級者向けの事例ですが、百貨店「阪急うめだ本店」は、紳士服のアカウント、チョコレートのアカウントと言った具合に商品ごとにアカウントを分けています。
Instagramアカウントは、全部で42個。LINEは、19個。Twitterは、6個。Facebookは、10個。YouTubeは7個といったSNSの覇者です。
Instagram内で、すべての情報収集ができるように設計されており、「タグ」で他Instagramアカウントに誘導して、ユーザーの利便性を抑えています。
Instagramで情報収集する目的
Instagramユーザーは、短時間で知りたい情報をサクっと情報収集できる事を求めています。
言い換えると、要らない情報は見たくないのです。
自分にとって、欲しい情報を投稿しているアカウントだからフォローするのです。
Instagramがちょっと大変な理由
Instagramならではの、ちょっとコツが必要な事はコレ
- 写真が必須
- フォロワー数で評価されがち
- 双方向コミュニケーションが重視される(コメント、いいね、保存)
- ハッシュタグの選び方
- 読みたくなる投稿内容か?
Twitter、Facebook、LINEも、成果をあげようと思うと手法やコツも同じなのですが、Instagramの特徴として、他社と比較されやすいので、数値が伸びないと挫折しがちでもあります。
写真が必須
インスタ映え写真さえアップすればフォロワーが増える時代ではなく「画像の内容、投稿の中身」が大切です。
Instagramは、写真や画像を見て、「クリックするか」を判断される為、トップの写真で「何を伝えたいか」が伝わる写真であること。
キレイな写真より > 伝わる写真
写真ではなく、「文字が入った画像」を載せているのは、直接文字で「何が見られるか」を伝えています。
スマホで撮った写真を、画像加工ツールで加工します。
画像加工ツール canva
その際に必要になるのが、画像加工ツール、ソフトです。
いろんなツールやソフトがありますが、社内で共有もできて、テンプレートや素材が充実している「canva」で始めるのがオススメです。
文章サポートツール チャットGPT
文章を書くのが苦手。という方は、「チャットGPT」に頼ってみましょう。
「歯医者です。優秀な歯科衛生士スタッフが揃っています。InstagramでPRしたい。500文字以内でサンプル作って」と入力すれば、
絵文字、ハッシュタグを入れて作ってくれます。
このままでは、訴求力に欠けてしまうので、「チャットGPT」が提案した文章に、企業様の特徴を置き換えていくのがオススメです。
Instagram運用 サポートツール導入
コストをかけられるならば、Instagram運用サポートツールを導入するのが近道です。
- 投稿に稟議が必要な場合に便利
- アクセス解析が優秀
- 競合他社のアクセスを、過去にさかのぼって比較して見る事ができる
- 何を投稿すれば良いのか、季節ネタ、競合他社の投稿を一覧で見られる
- 今日、投稿してはいけない(憂慮が必要)ネタを、カレンダー形式で見られる
オススメのツールはコレ
いろいろ試した結果、要件を満たしているのは上記です。
Instagramを社内運用でちゃんとやるには、ツール導入は欠かせない。と思います。
フォロワー1万人の壁を超えたい場合は、是非ツール導入を検討してください。
競合他社アカウントの分析、ハッシュタグ選び&見直し、リールかフィードどっちが良い?投稿文字数は何文字が良い?は、ツールがあると判断がカンタン!
Instagramの特徴:投稿内容、ネタ、書き方
チャットGPTを使って、文章を書くコツを覚えたら、次のステップです。
Instagramは、他SNSに比べて成功のカギは、ココなのです。
「お客様が、欲しい情報形態にして投稿する」
投稿のネタは、たくさん転がっているのですが、企業側にとっては見つけることが難しいです。また、投稿の書き方が、お客様視点でない事が多いです。
担当者には、問合せ対応する社員を置くと良い
広報や営業担当が、Instagram担当を担うのが一番良いのですが、中小企業ではそうはいきません。
お客様窓口、問合せ電話を受け付ける社員が、Instagram運用担当者になるのが適任です。ですが、機械音痴だったり、商品を理解している役職者、スマホ操作が得意な若手社員が担う事が多いです。
その場合は、お客様窓口社員から「今日はどんな問い合わせがあった?」「その時、どういう言い方で説明しているの?」とインタビューすることをオススメしています。
社員は熟知しているけど、お客様がわからないことをネタにする
Instagramは、お客様視点、お客様起点の投稿方針が大切です。
同じ情報でも、「伝え方」「文章の書き方」次第で、「いいね」を増やす事ができます。
簡単にいうけど、コレが難しいんです。
失敗を重ねながら、アクセス解析とにらめっこしながら、徐々にコツを覚えていきましょう。
「Instagramは難しい」となったら頼ってください
Instagramは、古くからはじめたアカウントですと、競合が少なくフォロワー数がそれなりにありますが、これから始める方は、数値の伸び悩みが生じる事があります。
また、それなりに数値はあるけど、来店に結び付いてない。ということは多々あります。
文章の書き方、画像の作り方、ハッシュタグ、プロフィールの改良等で、数値、実店舗への送客は伸びていきます。
お客様には、こんなサポートをしています。
- ハッシュタグ
社名、商品名。投稿に関するもの。広く認知されている単語 - 写真選び
どっちの写真が良いか。どんな写真を撮れば良いか - 画像
どんな文字を載せればいいか - ツールの使い方
リールは音楽をつけた方が良い。音楽はcanvaでなくInstagramで付ける - プロフィール画像
社名を入れた方が良い。背景は白でなくコーポレートカラーを使う - プロフィール
競合と比べて特徴をきちんと載せる - 投稿文章
設計、方針、絵文字、ですます調脱却、投稿前の添削 - 投稿ネタ探し
そもそもどんな投稿をすれば良いのか - 投稿方針
リール、フィールド、ストーリー、ハイライトの使い分け - インサイト アクセス解析
アクセス解析のどこを見て改良すれば良いのか - 担当者調整
更新が滞る、投稿内容が堅いといった担当者レベルの課題、橋渡し調整 - 社長さんと現場の調整
顧客、ユーザーとの双方向コミュニケーションが進むと、社内の体制、申込方法、商品開発、社内POPとも連携が必要です。担当者に権限がない場合は、社長や上長への理解を求める、企画立案などの橋渡しを行います - 機能使いこなし
機能を使いこなすと、フォロワーを増やす事ができます - 発見タブ
反応率を高める施策を行い、発見タブに載ることを目指します - 実店舗への誘客
どんなにフォロワーが増えても、実店舗に誘客できないとInstagram運用は意味がありません。
投稿内容の見直し、オンラインとオフラインをシームレスに結ぶ提案をします。
担当者が困った時に、いつでもオンラインで相談できる
月に1~2回、訪問して会議や研修会を行います。大枠の流れ、方針を決めていきます。
SNS運用担当者は、会議では、わかったつもりでいたが、いざやってみたら、わからなくなってしまった。など、日々の投稿で「迷ったり」「困ったり」「新しいアイディアが出たり」します。
その為、LINEworksや、LINE、メール、電話、zoom、Google Meet、Microsoft Teams、whereby等で相談できる関係を築いています。
SNS運用担当者は、社歴が短かったり、20代、30代と若手だったりします。
上長に相談するべきことかも迷ったりします。そんな時の判断材料、選択肢を提供します。
内容によっては、当方から上長や経営者様に判断を仰いで、会社にとって進めた方が良い事。社員さんの時間やコストをかけた方が良いか。調整を行っています。
LINEworksは、便利
LINEと使い方はほぼ同じです。
LINEは、社員さんのプライベートのものなので、希望のない限りは使いません。
パソコンやスマホのどちらでも使えます。
Instagram運用で、LINEworksを使う場合は以下の機能を使っています。
- グループ全体トーク
- 担当者と個別トーク
- 画面共有(パソコンやスマホを見ながら説明)
- 通話(会社電話でもOKですが、回線が一本しかない場合は便利)
また、こんな時に使います。
- 投稿予約しました「添削してください」
- 写真撮影しました「どれが良いですか?」
- キャンバcanvaやったけど、「ここまでやったけれど、どうもうまくいかない」
- コレができたので、次はコレをやってみましょう。